地産地消を進めるために! 中央農業改良普及センター

中央農業改良普及センター ってご存知ですか。

農家さんに栽培指導を行っているところです。

 

なんと、足立、葛飾、江戸川の江東3区には

販売農家が200軒あります。

 

そのうち80軒が江戸川区に。

 

そのほとんどが小松菜を栽培してます。

 

そう、小松菜は江戸川区が発祥の地なのです。

 

そして、給食には小松菜が取り入れられています。

地産地消をすすめたい、できれば有機農業でつくられた野菜を給食に取り入れてほしいと思っている、お母さんたちと、現状をお聞きしてきました。

 

 

中央農業普及改良センターで説明を聞く

小松菜栽培について聞く

およそ6~7割の学校で小松菜給食が実施されています。

ピーク時には9割でしたが、清新町など葛西南部の遠い地域には配送することが難しいため減っていきました。

学校給食には、この時間に納入をしなければならないなど、厳格なきまりが厳しかったようです。

 

 

江戸川区の小松菜農家は全国のお手本だそうです。

若い方が、儲かる農業として、ハウス栽培をして取り組んでいます。

給食に小松菜をいれることで、地産地消の取り組みをしていることも、とても進んでいるそうです。

 

小松菜は1年間に6回も収穫できます。

そしてその種類は、センターの方も多すぎてわからないということです。

小松菜にタアサイや青梗菜の血が混じっていると表現されていました。

のうちん総合研究センター江戸川分場の地図

センター内の案内看板

今は、F1と呼ばれる苗を、種苗会社から購入して育てます。

F1というのは、一度きりの苗です。そこで種をとっても、同じものは作れません。

 

昔ながらの種を取ってまた種を植えて収穫できる野菜はもう限られています。

小松菜で言えば、後関晩生(ごせきばんしょう)というものが江戸野菜としてありますが、収穫して2日くらいで黄色くなります。

品種改良されて今の小松菜があるのですね。

 

また、農薬や化学肥料についても、一概には言えず、その畑、畑で異なるそうです。

基準通りに栽培していれば残留農薬はでませんし、都市農業では住宅地がとても近いため、農薬使用は気を付けているということです。

 

太陽熱で土壌の消毒を行ったり、紫外線をカットするフィルムを張ることで、ハウス内に虫が入ることを防いでいます。

基準よりも農薬散布を減らす工夫をしているそうです。

 

農業試験センターの入口

鹿骨にある農業試験センターの入り口で

やはり、きちんとお話を伺うことで、江戸川区の給食の取り組みもわかりました。

 

今度は、実際の農家さんのところに話をききにいこう!となっています。