岡山発の「学童保育×作業療法士」が船堀にもやってきました!
日弁連の学童保育シンポジウムで聞いた、学童保育に作業療法士が関わることで、発達障害のある子どもを取り巻く環境が変わったということ。
多くの皆さんに知っていただきたいと模索していたところ、江戸川区リハビリテーション連絡会主催の公開講座として実現しました。
テーマは「専門職との連携で豊かな学童保育を」
岡山県での調査で、発達障害など支援を要する子どもの学童受け入れが増えている現状がありました。発達障害の子どもたちの比率はおよそ7パーセントですが、指導員が実際に接していて感じる印象では16パーセントということです。学童保育におけるリハビリ専門職の支援ニーズが高いことがわかりました。
そこで作業療法士がコンサルテーションを行うというモデル事業が実施されています。
火付け役の、岡山県学童保育連絡協議会会長の糸山智栄さんに、これまでの経過をお聞きしました。このパワフルさ! により、全国に絶賛拡大中です。
帝京平成大学健康メディカル学部作業療法学科 助教 八重樫貴之先生からは、その実際的な取り組みと理論が紹介されました。
学童保育は「生活と遊び」を通じて、児童の発達・成長を支援する場。
小児・発達領域の作業療法士は「作業」をつうじて子どもの発達を支援する。学童保育の「生活と遊び」、作業療法の「作業」の視点は、学童期の発達・成長を支援するのに合致すると考えられる、とのことです。
目標は同じなのです。
その子どもが生き生きと暮らすことができること。
この学童期の過ごし方が、子どもの将来を左右します。
発達障害の子どもという線引きをするのではなく、すべての子どもを「子ども」として見ることではないか、とおっしゃいました。
ぜひこのコンサルが江戸川でも実現しますように!
また、沖縄では学校に作業療法士が関わっています。
先生の「届けたい教育」に焦点をあてて、それをどう実現していくかを専門職の目で見ています。
沖縄の「ゆいまわる」の仲間先生が本も出版されました。ぜひお読みください!