スーパーで売っている野菜は果物はプラスチックで包まれていますか?

私たち、江戸川・生活者ネットワークは昨年、スーパーマーケット環境調査を行いました。
江戸川区では、協力いただいた2か所を調査しました。
この調査はNPO法人環境市民 同志社大学経済学部嘱託講師、堀孝弘さんが仕掛人です。
その全国の調査結果をお聞きしました。
原田雅子代表が挨拶している写真

4月に交代した原田雅子代表の挨拶

まず、なぜこの調査を行ったかという説明がありました。
フランスでは、循環経済法という廃棄物との闘い及び循環経済に関する法律ができました。
脱化石燃料は世界の流れです。
第77条によると(たくさんあったので抜粋します)
2020年から、コップ、グラス、皿、軸がプラスチックの家庭用綿棒の禁止。
2021年から、ストロー、カトラリー(ナイフ、スプーン、フォークなど)持ち帰り用のグラスのふた、発砲ポリスチレンの容器(店内飲食用もしくは持ち帰り用)及びボトル、ステーキ用ピック、風船棒、プラスチックの紙吹雪の禁止。
2022年から、小売店での1.5キログラム未満の未加工の野菜・果物のプラスチック包装、ファストフード店のおまけで無料提供されるプラスチックおもちゃの禁止。
2022年から公共施設に冷水機の設置を義務付ける。
2025年から海洋プラスチック問題の解決策として、新品の洗濯機にはマイクロファイバー用のフィルターの備え付けを義務付ける。
ということで、その時、
フランスのエネルギー移行省は、「63%の野菜・果物はプラスチック包装付きで販売されていないという推計を出し、今回の措置により毎年10億個以上のプラスチック包装が削減できる。」といっており、
それが記事に出たそうです。
堀さんはその記事から、はて、日本は?と思ったそうです。
数字が出ることが素晴らしい。把握しているってことです。
日本は、分かりません。
そこで、スーパーで売っているキャベツやバナナなどがプラスチックで包まれているのか調べることにしよう!とはじまりました。
今日はその「お店の全国実態調査」の報告集会。
さて、何%だったでしょう。
青果物売り場の裸売り率のスライドを説明する堀さん

ほうれん草は、ほぼプラ包装

商品棚の面積で言うと、プラ包装されていないものは、25.7%でした。
低い…。
予想はしていたけれど…。
さらにフランスは、2022年から
野菜や果物のプラ包装禁止にしてます。
差は開くばかりです。
今年はもっと多くのお店の調査をすることを予定しています。
調査協力される方募集しています。
ぜひ一緒に行いましょう!
参加した皆さんで集合写真

2024も取り組みます!