HPVワクチン 接種する? しない? 第1回区議会定例会で 

第1回区議会定例会で、取り上げたテーマは3つです。

2つ目は、子宮頸がん(HPV)ワクチンについて取り上げました。

なぜなら、重篤な副反応被害があるにも関わらず、女子には積極的勧奨が再開され、男子も定期接種化の流れがあるからです。

 

以下、質問文全文です。

 

蝋梅の写真

 

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子宮頸がんワクチンについて伺います。

子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルスによる性感染症により発症することから、HPVワクチンとも呼ばれています。副反応被害の報告が相次いだことを受け、厚労省は2013年4月から始めた定期接種化を6月には安全性に課題があるとして、積極的勧奨が中止となりました。2016年4月には、ワクチン被害者の女性たちが、国と製薬会社に対して裁判を起こし、2023年11月現在117名で継続しています。全身に及ぶ多様な症状が1人の患者に重層的に現れるという特徴があり、その治療法は確立しておらず、現在も副反応症状に苦しんでいます。しかし2022年4月に再開された積極的勧奨では、中止されていた期間に受けそびれた人たちに機会を提供するキャッチアップ接種も行われています。

多くの被害を出したワクチンが、改善もなく積極的勧奨が再開されたことには危機感を持っています。この認識は、厚労省のワクチンの副反応検討部会でも同様に議論されており、重い副反応被害が出た場合に相談できる協力医療機関を全国に約90か所も設置し、患者に対応することとされました。

これまでの2価のサーバリックス、4価のガーダシルに加え、2023年4月からは、新たに9価のシルガード9が定期接種として追加されました。

もともと子宮頸がんワクチンは、その他の定期接種の平均と比べて重篤とされる副反応報告が8.5倍にも上るもので、極めて副反応の頻度が高いワクチンです。積極的勧奨が行われるワクチンであっても、副反応があることを理解したうえで接種する環境を整えていくことが大事だと考えます。

そこで質問いたします。

 

①HPVワクチン接種の再開に当たり、厚労省は、学校での相談体制も整えてから行うようにという通知を出していました。この通知を受けて、シルガード9も含めた、養護教諭への情報提供など、どのような対応が取られているのか伺います。

次に男子への接種について伺います。

効果効能について、肛門がんと尖圭コンジローマについて追加されました。肛門がんはすべての悪性腫瘍の中で1%程度とされ、2019年全国がん登録り患数の報告では男性10万人あたり約1人です。尖圭コンジローマは生殖器とその周辺に発症するイボですが、自然治癒が多い良性の病変であり、治療法もあります。

極めてまれな肛門がんと尖圭コンジローマの予防のために、深刻な副反応が報告されているHPVワクチンを接種することはリスクとベネフィットのバランスを著しく欠いていると考えます。

また、男子へのHPVワクチン接種を推奨する理由として、性交によって女性がHPVに感染することを防ぎ、間接的に女性の子宮頸がんを防ぐことも挙げられています。しかし女子の子宮頸がんを減少させることを示す実証データやエビデンスなどはないと指摘されています。男子に認可されたHPVワクチンは従来型の4価のガーダシルで、現在ほとんどの女子が接種しているのは新しいタイプのシルガード9です。そもそも性感染症の視点で言うなら、子宮頸がんワクチン接種は当初から男性女性問わず積極的勧奨がなされたのではないでしょうか。そこで伺います。

 

②HPVワクチンを男子に接種することのリスクついてのご見解と、

③男子への接種により女子の子宮頸がんを防ぐというなら、なぜ男子、女子問わず積極的勧奨がなされなかったのか、ご所見を伺います。

 

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答弁はというと。。。。

①教育長

子宮頸がんワクチンについての学校での相談体制についてお答えいたします。

例えば5年9月8日に文部科学省より事務通知がございました。

厚生労働省からの啓発活動への協力依頼であり、教職員がHPVワクチンに関する正しい知識や情報を得ることができるよう、必要に応じて、教職員に対し情報提供資料の配布や講習会の周知など啓発活動に協力いただきたいという内容となっております。

公費で受けられるHPVワクチン接種により感染予防効果を示す抗体が少なくとも12年維持される可能性があることがこれまでの研究でわかっています。

一方でワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ赤みなどが起こることがあります。

まれですが重い症状が起こることもございます。

このように子宮頸がんワクチンにはメリットとデメリットがありますので、児童生徒および保護者からの相談には概要が記載されているパンフレット等を配布し、養護教諭など、教職員、かかりつけ医等を相談を促してまいります。

 

②③江戸川区長

男性のHPVワクチン接種についてでございます。

男性の接種リスクにつきましては、女性の副反応と同様に、接種部位の痛みや腫れ赤みなどが起こることがあると認識をしております。男性への接種は、男性自身のHPV感染を予防するだけではなく、男性自身が感染源にならないことにより、女性への感染予防と子宮頸がんが予防できるなど、大きな効果があると認識をしております。

また、男性に積極的勧奨が行われていないのは、現時点で、定期接種化がされていないためです。

区としては引き続き、女性への啓発の取り組みを行うとともに、今後の都の動向を注視した上で、男性HPVワクチン接種の費用助成について検討してまいります。

 

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私からは

HPVワクチンについては、重篤な副反応が多いワクチンですので、接種するかしないかを慎重に判断できるように今後もわかりやすくリスクを知らせることと、相談窓口を示し、相談に乗ることを、要望しました。