プレコンセプションケアって? ー 第3回区議会定例会 議案審査から ② ー
2つ目は、健康費に計上されたプレコンセプションケア支援事業費です。
予算額は42万2千円です。
目的は、基礎体温の測定などのヘルスチェック、専門相談を構築することで、将来の妊娠を含む地震の健康意識の向上を促すということです。
思春期や、結婚前の区民、男女、トランスジェンダーすべてが対象です。
他の委員とのやり取りをきいていて、この事業の相談には、おそらく、自分の性別に違和感を感じているトランスジェンダーの子どもの相談も入ってくるのではないかと思いました。
チェックしていくことが必要ですね。
このプレコンセプションケアについてはアプリを活用するということです。
学校では、性教育について取り上げることはなかなか簡単ではありません。
この事業で、子どもたちに自分の体を大事にすることなど、伝えていくチャンスです。
そこで2点確認しました。
Q より多くの生徒が使えるように、教育委員会と連携しタブレット端末にアプリを入れてはどうか。
A 検討する
Q アプリの内容は幅広くということであったが、プレコンセプションケアを進めるにあたり、「私の体は私のもの」「産む産まないは女性の自己決定」というリプロダクティブヘルス&ライツとともに進めることは必須であると考える。ぜひその観点をもってすすめていただくことを要望するものだが、いかがお考えか
A そのとおり。リプロダクティブヘルスアンドライツの考えを持って進める。
この答弁を聞いたとき、こころから、良かったと思いました。
何年も前に見に行った、展示会での出来事がフラッシュバックしてきました。
10代の女の子が、自分の体を売ることになったことの展示、「私は買われた展」のことや、ゼロ歳ゼロか月ゼロ日の乳児の遺棄事件など…。
女性が、望まない妊娠で困ることがありませんように。
命が大切にされますように。
いろんな思いが浮かびました。
これからも、包括的性教育が行われることを求めていきます。