おむつ定期便事業が始まります  ー 第3回区議会定例会 議案審査から③ ー

3つ目はおむつ定期便事業です。

これは0歳児の家庭に対する定期的な訪問により、子育て家庭の状況確認や、子育ての不安や悩みを聴くなど、継続的な見守りを行うというものです。

予算額は3687万8千円。

外部委託をします。

 

これまでは民間団体やNPOが、孤独な子育てにならないように親支援に取り組んできたので、行政による子育て支援策が整うことは本当に嬉しいです。ただ、それが単なるサービスの提供になってしまってはならないと考えます。

例えば、これまでは母親や父親など保護者同士のつながりを作ることを、子育てひろばという形で行い、全国的に広がりを見せました。0、1、2歳児支援ということに取り組んできたわけです。

それが、産休育休制度が整ってくるにつれ、仕事を続ける女性が増えました。

子育てひろばの利用者も変わっていきます。

今では、ベビーシッターが乳児を連れて、訪れることもあります。

孤独な子育てからの解消、育児の何気ない相談という面があったのが、つながりを持ちにくくなってきています。

このおむつ定期便もたんなる物資の配達にならないよう、社会で子育てをする観点を持って進めていただきたいと考えます。

おもちゃの写真

木製おもちゃ

 

そこで2点確認しました。

Q 先行している自治体では、おむつだと玄関チェーンをあけて受け取る必要があるので、緩やかな見守りができるということで取り組まれた。最近は置き配がという配達方法がある。おむつ定期便は緩やかな見守りができるのが利点だと思うが、置き配のようなことはなく、行われるのかということを確認します。

A 場合によっては置き配もある。

Q 新生児訪問と赤ちゃん訪問員により、全員への訪問をしていると思うが、そことの連携はどのように行うのか。

A 訪問が重なる月もある。

Q ともすれば、紙おむつを使ってくださいという区からのメッセージともとらえられてしまう。多くはないとは思うが、若い方の中にはSDGsということで、紙おむつでなく、布おむつを使いたいと思う方もいると考える。そのような方には、どのように対応するのか。

A 布おむつも用意する。粉ミルクなども考えている。

意見 多くの方が訪問することになります。母親が不安にならないように

金銭面への支援もとても助かります。それに加えて、子育てを孤立させない支援をしていくことが必要だと考えます。