地域のつながりをつくる「おまつり」 ー 第4回区議会定例会の質問 ー
毎年楽しみにしている地域のお祭りは、新型コロナウイルス感染症により、ここ3年開催されていません。
江戸川区民まつりにおいては、台風の襲来により4年間開催されませんでした。
そろそろ、再開してもよいのではないかと思っている方は多いと思います。
やはり大事なのは、顔の見える関係です。
地域まつりや、盆踊り、餅つきなどをやることで、人の輪が広がります。
こうしたイベントがあることで、テントを張ることや、焼きそばやカレー作りをすることが、知らず知らずのうちに災害時にも役立つ訓練ともなっているのです。
江戸川区では、各地域まつりの開催にあたり、その事務局機能を行政が担っています。
そこで、再開するにあたり、あたらしいことに挑戦するチャンスにしてはと思いました。
江戸川区はSDGs未来都市となりました。
これまで、まつりというと、大量のごみが出ていました。
使い捨てのプラ容器などが使われるからです。
こうしたものも、使わないように変えていくチャンスともなるのです。
あるいは、このコロナ禍で、子ども食堂などに新たに取り組む団体も出てきました。
新しい人に祭りの実行委員に加わっていただくこともできます。
そこで質問をしました!
以下質問文全文です。
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まず、地域まつりについて伺います。
本区では、各地域で、さまざまなおまつりが行われています。最も大きなものは「江戸川区民まつり」ですが、いずれも新型コロナウィルス感染症により、ここ3年間中止となっています。その他、町会自治会活動も自粛が長引き、地域まつりだけではなく、盆踊り、餅つき、運動会なども中止が続いています。
例えば、「新川あさいち」は新川さくら館を会場に、コロナ禍となるまで、44回開催してきました。回を重ねるごとに出店者も増え、新川さくら館の完成後、桜の時期に合わせての開催は多くの人が楽しみにしていました。
また、同じ頃開催される、新川千本桜まつりは、建物前のひろばには、町会自治会などのテントが並び、新川の上にかかる人道橋の上では、「新川あさいち」を主宰する新川げんき会が協力し運営しています。ウォーキング大会も同日開催され、大変な賑わいでした。
ある地域では、中心となって活動してきた方が、体力の低下や高齢化で、活動が縮小したり、中には解散したところもあります。
しかし、こういう時だからこそと、新たなつながりを作っていく必要を感じ、子ども食堂や、コミュニティづくりを始めている方もいます。
そこで、「共に生きるまち」を実現するための 地域まつりの観点から2点伺います。
まず1点目は
町会自治会の活動も含め、さまざまな団体もコロナ以前の状況とは異なるため、ブランクがあってのまつりの開催には、エネルギーが必要です。地域まつりは、住民のつながりを作ることでもあり、それは災害時にも有効です。地域住民主体のまつりの重要性を改めて伝える機会ともなります。また、これまでプラスチックの使い捨て容器や割りばしなどが多く使われ、大量にごみが発生していました。マイ食器マイ箸を当たり前にし、リユース食器を導入するなどの見直しを図る時期と考えます。持続可能な祭りを区がバックアップし、続けていくことが、「共に生きるまちをつくる」、大事な観点であると考えますが、区長のご見解をお聞かせください。
2点目は、まつりを開催するためには実行委員会が重要です。町会自治会の方が実行委員を務め、事務局を区が担うことで、安定したまつりの開催が継続されてきました。
再開にあたり、各地域まつりの活性化のためにも、地域の事業者や、団体活動を行う方にも声をかけ、共に地域まつりを開催する実行委員会の形成を促してはいかがでしょうか。ご見解をお聞かせください。
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区長答弁
これまで以上のイベントとなるように再開に向けて実行委員会と連携をし、準備を進めていきたい。実施内容、構成メンバーは時代の変化に即した見直しを行っている。これからも、環境問題、あういはSDGsなど時代の変化や地域のニーズに対応したお祭りになるよう、区としても働きかけをしていきたい。
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意見
再開を改めて見直す機会であるととらえ、プラ削減など、ごみの問題にも取り組りくみ、住民主体の地域まつりとして引き続きサポートを。