3年越しの開催! 相模原殺傷事件を忘れないin江戸川

 

やっぱりリアルって良いな…。
そんなふうに感じた日でした。

19人の命が奪われた「相模原殺傷事件を忘れない」と始めたアピール行動。

社会は何も変わらないじゃないか。
慰霊碑があっても意味ない。
施設はまた立て直されてしまっている。
そんな声がたくさんあって。

私たちができることって、やっぱり
大事なのは続けるってこと。

中でも大切なのは、知ってもらうって事。
それって何かというと、
「障害者は見られてなんぼ」
といった彼の意志を引き継ぐ事
なんだと思う。

 

集合写真

船堀駅北口広場で記念写真

それができるようになれば、
施設で暮らすことしかできなかったのが、地域で暮らすことが実現するし、

「特別支援学校に行くのが一番でしょう」と言われるのが、「地域の学校に通うこともできるよ!」ってなる。

「生まれてこない方が良い」ではなくて、「生まれてきてくれてありがとう」になる。

そんなふうになっていく。

 

今回は

演奏は、歩笑夢の3人に新しく加わったYASUO。

そして、凛音さんプラスベースとパーカッションの方が演奏してくれました。

歩笑夢の演奏

歩笑夢の演奏

演奏の合間には、アピールタイムも!

会場からは

重度知的障害を持つ方が出てくれました。

ご自身は話すことはないけれど、一人暮らしを出来ることを介助者の方がその気持ちを話してくれました。

もう1人の方は、施設を出たらそれは大変なこともあるけれど、こうして外に自由に出ることができる。

保育園でボランティアもしていると。

地域での暮らしを、声を絞り出して話してくれました。

 

 

そして、なぜ私が実行委員としてやっているのか。と聞かれ、お話させていただきました。

 

一言で言えば、実行委員である当事者のまるちゃんとみかちゃんがやりたいといっているから。

でもそこには私の中の思いがあって、

世の中は声の大きな人の声が届いて、その声によって作られていってしまう事を感じているから。

だから今、区議会議員として、当事者の声を伝えて行きたいって思っているし、

福祉系NPOにいた時、福祉のお仕事説明会で隣に座った、やはり実行委員だった今は亡き彼に、何度も何度も問いを投げかけられた事がきっかけになっている。

 

助けたり助けられたりして優しい息遣いのある街にしたい、一緒に活動しませんか?とヘルパー募集をしている私に、

 

ヘルパーなんかに感謝はいらない。俺たちの手足なんだ。と頭をガーンと殴られた感じがする発言を受けたり。

一緒に実行委員をやっていたときには、つぎはパレードをやろうとか持ちかけてくる。

無理なんじゃないのかなと思うこちらの気持ちは、彼にとっては迷惑千万。

自分のことは自分で決める。

無理なんて言われる筋合いはない。できるために何が必要か考えろってことだった。

トゲトゲしている彼の発言は、地域で暮らしていくことの挑戦の現れだと思った。

 

だから私は、彼の意志を引き継いで、この地域で暮らしたいということ、相模原殺傷事件を忘れないアピールをしていこうと思っている。

 

ともすれば、ふとした瞬間に出てくる私の中にある優生思想。

そんなことにも向き合い続けるためにもやっていこうと思う。

そんな事を話しました。

凛音さんの演奏

凛音さんたち

来年もやります。

裏方を全部引き受けてくれている、伊藤ひとみとともに!