ひとりにしない! 子育て・介護

夫の仕事の関係で、誰ひとり知り合いのいない江戸川区に引っ越してきた14年前、地域とのつながりを持ちたい、少しでも社会とつながっていたいという思いから区内の福祉NPO法人に飛び込みました。
 
このNPO法人は、経済主義の上に成り立つそれまでの労働から、雇用関係にない、自主運営・自主管理による協同組合形式による事業体として、生活クラブ生協の支援を受けながら、時代のニーズに応えるサービスを地域で展開する「ワーカーズコレクティブ」という組織運営をとっていました。こうした新しい働き方に賛同し、活動を続ける中、仲間や地域とのつながりという大きな財産を得ると同時に、高齢者や障害者が地域で暮らし続けるための数々の課題を知ることになりました。

訪問による生活支援を行う中では、誰もが集える場の必要性を強く感じるようになり、同じ思いを持つ仲間や地域の方々との連携により、今年3月、2歳までの子どもを持つ親子が楽しく集える「親子ひろば」と、世代を問わずくつろげる「カフェ」のオープンにこぎつけました。私のかねてからの願い―それは、働く、働かないにかかわらず、子を産み、育てるための支援の充実です。

福祉の現場では、支援を受ける人、その支援をする人、それぞれが抱える問題を目の当たりにしてきました。

子ども人口が減少に転じる今なお、江戸川区では大型公共事業が目白押しです。しかし、従来型の公共事業よりも「ひと」への政策を充実させ、支えあいのしくみをつくることが、子育て世代や高齢者、障害者の不安を解消し、福祉労働の価値を見直すことと合わせ、豊かな地域へのカギになると考えます。

いのち・人権・環境に関わる生活の課題こそが政治の課題です。政治を誰かにお任せにせず、暮らしを良くする道具として使いこなしたい。

生活者・当事者の意見こそが尊重される江戸川区へと転換していくため、全力で区政に挑戦します。