「STOP!スーパー堤防集会」に参加しました

 これまで私は福祉系NPOで子育てや介護の現場で働いてきました。自分ひとりでできないことも、ちょっとしたサポートで、心豊かに生活することができます。そのちょっとしたことも積もり積もれば、家族を疲弊させることにもなるわけですから、そのひとに必要なケアをする仕事は、誰にとっても将来にわたり必要なことです。

 しかし、社会に必要とされる職種でありながら、相対的に賃金が低く、ヘルパーの資格を取ったり、研修を受けた方が離職することも今なおめずらしくありません。13年間、こうした仕事に就く中で、なぜもっと人に価値を置かないのだろう、どうしてここに投資しないのだろう、と思い続け、福祉労働の価値を見直していかなければならないと思っています。

 昨日の「スーパー堤防集会」は、無駄な公共事業の廃止を目的とするものでしたが、やはりそこにも人々の暮らしを大切にしない実態がありました。生活者が抱える過酷な課題よりも、専門家や行政が机の上で決めることが優先されてしまっています。
 
 公共事業は「もの」から「ひと」へ。
 生活の課題こそが政治の課題です。
 豊かな心、そして暮らしが育まれる社会にしていきたいですね。
 
  ジャーナリスト・まさのあつこさんが撮られた集会の映像はこちら と こちら からご覧になれます。
 
集会のレジュメです

地質学者・渡邉拓美さんの「スーパー堤防問題点」まとめのスライド