熟年者支援特別委員会報告
今日の委員会では、北葛西に移転した「森山記念病院」と、長島桑川町の「なごみの家」を視察しました。
新しい森山記念病院には、「地域包括ケア病棟」が40床開設されました。
急性期病棟での治療が落ち着いた方に、在宅や一部の介護施設への復帰支援に向けた医療や支援を行う病棟です。入院期間は最長60日間であり、心身の回復や自宅の環境調整のための時間をとることができるそうです。
自宅や介護施設での療養中に少し体調を崩され入院して経過観察を必要とする方のご利用、例えば、肺炎で入院し、しばらく寝て過ごしたため、足腰が萎えて歩けなくなった方へリハビリを行い、在宅での生活へと戻ることができます。
今日は26床の入院患者さんがいらっしゃいました。
そのうち1床はレスパイトでの利用だそうです。
レスパイト入院とは、吸引等の医療処置があるために介護施設でのショートステイ利用が難しい方に対応しています。
4人部屋ではありますが、差額ベッド代はかからずに利用することができるそうです。
在宅での生活をしていくために、こういった病棟があると大変助かると思います。
また新しく歯科口腔外科ができたそうです。今日は手術日で外来受診がなかったため中を見せていただくことができました。
もう一つ長島桑川町の「なごみの家」に行ってきました。
なんでも相談、誰でも集える交流の場、地域のネットワークづくりを行う地域の福祉拠点です。
区内15カ所に開設予定ですが、まずは、小岩、松江北、長島桑川と3つの「なごみの家」が先行しています。
長島桑川のなごみの家は東西線の高架下にあります。
空き家を活用しているので、遠くから見るともともとは何に活用していたのかしら?交番だったのかしら?と思いをめぐらしました。
この間の活動を掲載してある7/4の福祉新聞が配布されました。写真がいい感じに撮れています。
5月7日から8月14日までの運営状況は
なんでも相談 : 小岩64件、松江北102件、長島桑川26件、計192件。
居場所としての来訪者数 : 小岩858人、松江北1,727人、長島桑川1,412人 合わせて3,997人。
顔の見える関係つくり(地域支援会議) : 松江北5/27(金)参加者20名、長島桑川5/31(火)参加者28名、小岩6/2(木)参加者28名。
来訪者数は3カ所の立地によって違いが出ており、長島桑川は小学校が近いため、小学生の利用が多くあるそうです。
また、地域支援会議はまだ1回の開催となっております。
ぜひとも関心のある多くの人がかかわり、住民の意見が反映できるまちづくりを進めていくことが望まれます。