もう一つの住まい方 空き家の活用など
千葉大学の教授の小林秀樹氏が空き家等の活用の可能性と課題を提唱しています。
高齢化社会、人口縮小社会を迎え、林立する新築物件を憂いながら、都市中に目につき始めた空き家、空き部屋の問題の解決を、コミュニケーションという視点を持ってみると…。
二つの事例の紹介がありました。
NPOコレクティブハウジング社では住まいとして空き家の活用をしています。
人と人とが関わり、育む豊かさを住まい手自身が築きあげることに日常の暮らしの豊かさがある・・・と考えています。
そして、このような暮らしを実現する仕組みと、空間を持つ住まいをコレクティブハウジングと呼びその実現を推進していくというものです。
理念を文字でみると?????ですね。
STEP1 地域とつながって暮らしたいという人がまちに住み始め・・・
STEP2 まちの中に少しずつ顔の見える関係が生まれて・・・
STEP3 まちが自分のほっとする場になり・・・
STEP4 おせっかいが自然に起こるまちに!
うーん、わくわくしますね。
そういえば不動産屋さんはハードとしての物件の紹介をしますが、人と人とのつながりというソフト面は紹介しませんね。そんなところを仲介してくれると、初めからお互いが声をかけることのハードルが下がると思います。
もう一つは、NPOハートウォーミング・ハウスの取り組み。
ホームシェアです。空いているお部屋貸しで、同じ屋根の下にオーナーさんとシェアメイトさんが一緒に住む暮らし方です。
これも面白そうですね。
そういえば以前、TVのクイズで見ました。ロシアでは家賃が少し安い賃貸住宅がある。なぜでしょう?という問題。
答えは、おうちにおばあさんがついてきますというもの。
シングルマザーが、家主さんのおばあさんと一緒に住むというものでした。
この講師の方も、まだ50代とお若いですが、将来一人で済むのはさみしくてしょうがない。
自分の子どもは2人しかいないけれど、他人と暮らすということをすれば、いくらでも可能性が広がるとおっしゃってました。日本でもこのような取り組みがあることに驚きました。
思いもつかないことを実践している方のお話を聞くのは、刺激になりますね!