まさか江戸川区議会においても数の力で押し切られるとは ー 議員定数2名削減の件 ー

政治って、なんかよくわからないって感じますよね。

 

テレビで放映される国会のことでも、岸田総理の秘書官の性的マイノリティについての発言をめぐり、更迭とかなっていて。

いったいいつの時代のこと? 何なの!?

”怒” と、思うのも当然かと思います。

 

かといって、地方議会がどうなのかといえば、

鳥取の統廃合後の小学校の名称をめぐり、2転3転なんていう、ニュースが流れてきたりしていて。

 

いったい、民意の反映って、どこにあるんだろうか。

本当に実現されるのだろうかと疑問を持ちます。

 

だからこそ、市民の議席が必要であり、

私たち生活者ネットワークは議会へと議員を送り続けているところです。

議会できちんとチェックする。

そして、起こっている真実を市民に伝えること。

その役割を担っていると思っています。

 

 

今日は江戸川区では議会運営委員会がありました。

私たち生活者ネットワークは、今年度は委員ではありません。

でも、とても大事なことが決められようとしているので、委員外委員の発言をしました。

 

なぜかというと「議員定数削減について」が議題だからです。

議会棟4階の委員会室

議会棟の4階の委員会室

そもそも、ことの発端は、陳情が議会運営委員会に上がったことから始まります。

第103号 江戸川区議会議員の定数削減に関する陳情

 

ちょっとおさらいすると。。。

議会運営委員会で陳情審査を行うのではなく、なぜか議会改革検討委員会を定数削減ありきで設置したのです。

十分に審議できる期間が確保できるとはいいがたい日程でしたが、設置されるのであれば私たちも委員として出たいと思いました。

 

そして、この委員会には私たち会派からも委員として、伊藤ひとみが出席はできました。

 

12月21日の委員会は私も傍聴しました。

議員定数削減について、十分な審議もなく採決になりました。

出席している、6会派中、4会派が反対の意見を述べているにもかかわらずです。

 

この様子は、

江戸川区議会定数削減ってこんな簡単に決まっていくんだ!の件について

に書いてます。

 

その時は、傍聴していた方から、「民主主義の冒涜だー」のようなヤジもとんだり、

庁舎前でスタンディングする方がいたり….。

 

 

で、今日はその議会運営委員会だったのですが。

やっぱり、強引な進め方でした。

 

議会改革検討委員会での報告書がだされており、これについて意見がある方ということで進められました。

こちらは5会派が出ています。3会派が反対の意見を述べました。

その後、私たち生活者ネットワークと、無所属議員2名が委員外委員の発言をしました。

いずれも、定数削減には反対という意見です。

それでも、強引に決をとられ、議会運営委員会15名のうち、自民公明の9名の賛成を得て、

第1回区議会定例会で、2027年の区議会議員選挙から定数を2名削減する発議案をだす

ことになりました。

 

これっておかしくないですか。

 

議会制民主主義がなりたっていない。

出席委員からも、抗議の声があがっていましたが、

耳を貸さずに決められました。

 

おかしすぎますよ。

 

江戸川区議会。

 

議員定数って、すごく大事です。

江戸川区の人口においては、議員定数を増やすことはあっても減らしてはなりません。

様々な人の意見があってこその議会です。

そして、議論が重ねられ、専門家の意見も聞いたり、区民からの意見もきちんときいて、

そのうえで、合意をとっていくことが大切だと思います。

 

 

今回の議員定数削減にいたる道のりは、すべてを無視した感は否めません。