オーガニック給食へのうねり
お母さんたちから、「学校給食を有機に」という声が区議会に届いています。
そもそも有機って何なの?
無農薬?
化学肥料?
ゲノム食材?
私の中では、できるんだろうか…。現実はどうなんだろう。と渦巻いていました。
そんな気持ちで、全国オーガニック給食フォーラム〜有機で元気!〜に申し込み、ようやくアーカイブ配信を見終わりました。
千葉県いすみ市が有名ですが、取り組む自治体がこんなにも広がっている事に正直驚きました。
そして参加者の数にも驚きです。
中野ZERO大ホールには1000名、全校61か所のサテライト会場に900名、その他オンラインに1800名と3700名もの方が参加していました。
今から3年ほど前、「アメリカを変えたママに聞く食の未来」という、ゼン・ハニーカットさんを招いた憲政記念会館での講演会に行きました。その前の年に引き続き、その時は全国7か所での講演の一つでした。
その時も会場は超満員。500名近い方がいらしていました。隣に座った方はお一人でいらしており、食に関心がある、世田谷区での有機食材導入をすすめたいと考えているのだと話されました。
講演会は通訳を交えて行われ、この女性は、3人の男の子のお母さんで、子どもたちが落ち着かなくなった、あるいはアレルギーなど体調が悪くなり、その原因を調べる中で、遺伝子組み換え食品や除草剤グリホサートなどの農薬の問題を知ります。食生活を変えたことで、子どもたちの健康が改善。
同じように問題意識を持つお母さんたちとMoms Across America(MAA)を立ち上げ、食品表示の問題にいきつき、その表示制度を変えていきました。
食生活と、子どもの健康が直結していることに気が付いたわけです。
日本でも食の問題が、子どもの落ち着きにも関係することに、多くの方が気が付きはじめています。
「いただきます」という映画の自主上映を各地でしています。映画には日本のもともとの食生活である、納豆やしょうゆ、みそなどの発酵食品を積極的に食べるということの大切さが語られています。
今回の講演会は、まず最初にオーガニック給食に取り組む自治体の紹介がありました。
国も「みどりの食料システム戦略の策定」をしており、2050年までに、耕地面積に占める有機農業の取組面積を25%、100万haに拡大としています。
オーガニックビレッジとしての登録も55町村に上がっているそうです。
海外、フランスや、韓国での取り組みの紹介もありました。
私も、「希望の給食」という映画の上映会をやりたい!と思ったことろです。
アーカイブで2023年1月まで視聴することができます。
申込はこちらです。
当日の資料も購入できました。