水害からまちを守るために - 岩淵水門と京成本線の荒川橋梁を視察 –

 

陸域の70%が海抜ゼロメートルより低い江戸川区。
堤防がないと大変なことになります。

大事なのは「連続する」ってこと。
中でも重要なのは「早急に」です。

 

荒川の岩淵水門と、
弱点である京成本線の荒川橋梁を視察しました。

岩淵水門にある災害対策室

岩淵水門は都心部を守るためにあります。

水門を閉めると、隅田川の水位上昇が抑えられますが、荒川に流れる水は、結果、多くなります。

これまで過去5回、水門は閉められました。

赤水門

青水門

 

台風19号の時の水位は、左側の上から3番目の位置でした。

過去の水位が示されています

荒川に流れる水を海まで流す事が必要ですが、京成本線の荒川橋梁は地盤沈下が進んだことで、周りの堤防より低い位置に線路が通ってます。

つまり、堤防高さが周りに比べて低いため、ここから水が街の中に入ってきてしまう可能性が高いのです。

 

荒川河川事務所の方に聞いてみました。

Q 遅れたと言う報道がありましたが、そこはどうなんですか?

A 当初は架け替えて行う予定でした。その方が早く行くと思っていました。
しかし、事業は地元の協力がないと出来ません。
そこで、半分ずつ架け替えを行うことにしました。
用地買収も少なくて済みます。

Q早期完成をと区長会で要望が出ていましたが、それでもこの2段階での架け替えの方法としたのでしょうか。

A地元の意向を尊重しました。
すでに地元説明会も2度行っています。

との事でした。

 

報道はこちら

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00110/00269/

 

できるだけ早い完成を望みます。

 

掛け替えが終わるまでは、水位上昇の期間が迫った時、葛飾区が、線路の上に水のうを置きます。

 

 

訓練時に使用した土のう

訓練の様子がYouTubeに上がっています。

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