【 先人たちの思い 】 ー 私たちの活動の原点とは ー
「なんで、そんなことやってるの?」と聞かれたことありませんか?
たすけあいのまちを作りたいと、住民参加型のたすけあいをしていた時も、
生活者ネットワークの議員ついても、聞かれたことがあります。
どちらにも共通するのは、大変なことがわかっているのに、しかも、平均的なお給料の相場より低いにも関わらず、やっているから…。(生活者ネットの議員は、議員報酬から必要経費を除いた金額をみんなの活動資金にしています)
人に聞かれながら、私も、
「なぜ、足を突っ込んじゃったんだろう…」って思いました。
活動を続けていく中で、最近、わかったことがあります。
私たちの活動の意味みたいなこと。
つまりは
この運動に取り組んだ先人たちの思い…。です。
これは、もしかしたら、感じるところが人によって違うのかもしれませんが、
私なりに思ったのは、
「生きやすい社会にするために」
ということです。
なぜそう思ったのかというと、
世の中、男女平等はあたりまえ。子育ても夫婦二人でやっている。もう、女性の問題など言わなくても大丈夫かも…と思いがちですが、まだまだ、そうではないことを感じたからです。
例えば、
今回の決算特別委員会での質問で言えば、無戸籍につながる出生届の問題。
ドメスティックバイオレンス(DV)を受けた場合、逃げるのは女性。
その間に新しいパートナーができて、子どもを身ごもっても、籍は入れられない。
だって、戸籍上の父が、父となってしまうから。
職業も自由に選べると思いきや、やっぱり、壁はあるわけで…。
とくに、この議員という役割を担うのは、まだまだハードルが高いことを感じています。
本人がやっとのことで決心したとしても、「家」というものが付いてくる。
そこでの壁。
あるいは、本人の生き方の選択肢にも、様々な事情で、選択肢にすらできない場合もあるわけです。
女性には、たくさんの見えない壁があることに気が付きます。
ほんと見えないんです。
たまたま私は、夫の理解、家族の理解を得ることができて、議員という役割を担うことができたけど、
チャンスをいただきながらも、そのチャンスをつかみ取ることができない、たくさんの女性がいることに気が付きました。
その人たちの思いも、私に託してくれていたことに、いまさらながら気が付きました。
40年以上続く私たちの活動。
世界で一番長く続いている女性政党。
だれもが生きやすい社会にしていく。
まだまだ、道半ば。
「女性が生きやすい社会にしていきたい。」
そんなふうに思いました。