医療的ケア児や重症心身障害児の災害対策は? 総務委員会の陳情審査から

「医療的ケア児や重症心身障害児の災害対策に関する陳情」が区民の方から上がっています。

1 避難訓練時に医療的ケア児などの在宅の要看護者、要介護者を対象とした訓練を行ってください。

2 医療的ケア児などに配慮した避難所の設置や災害対策の冊子の作成など、一般区民同様に災害対策を行ってください。

というものです。

区から請求した資料が出てきました。

 

医療的ケア児・重症心身障害児の数

医療的ケア児(18歳未満) 82名

うち人工呼吸器35名、胃ろう58名、その他19名。

人工呼吸器と胃ろう等が重複している児は30名。

 

重症心身障害児(18歳未満) 83名

医療的ケア児との重複は23名。

 

9月から10月にかけて、医療的ケア児・重症心身障害児の方たちを含む、災害時要支援者1400名の方に、

二次避難所(福祉避難所)に直接避難に関する意向を確認しました。

対象者は1,400名(大規模水害時を想定した数です)

①在宅で要介護5の認定を受けている方  1,114名

②身体障害(成人)障害者区分4~6に該当する方   233名

③身体障害(児童)障害等級1~3級に該当する方    53名

※障害者②③は、居宅介護(身体介護のみ)、重度訪問介護、同行援護、行動援護、生活介護の受給者に限り、かつ施設入所、協働生活援助、区外在住を除く。

※今回の意向調査では4階以上にお住まいの方は対象外

 

11月16日時点で調査票の提出者は876名(62.6%)要介護641名・障害者235名です。

避難したいという意向は  418名、47.8%

避難しなくても大丈夫  120名、13.7%

わからない  144名、16.3%

その他 80名、9.2%

意向回答なし 114名 13%

 

 

私たち江戸川ネットでは二次避難所ではなく、あらかじめ福祉避難所として示し、直接避難できるようにと求めてきました。

災害対策の冊子やマニュアルも求めてきましたが、まだまだ、というところです。

 

 

医療的ケア児について、保育園や幼稚園、学校でも受け入れてくれるのかとても気になるところですよね。

そちらも文教委員会と福祉健康委員会に陳情が上がっています。

 

誰もが自分らしく安心して暮らせる社会にむけて、ひとつひとつ課題を解決していきたいと思います。