スーパー堤防の安全確認を問う~建設委員会報告

   6月30日の建設委員会では、スーパー堤防事業について、2つの地域での課題について質問しました。

 北小岩1丁目東部地区では、スーパー堤防事業が進んでします。区は、盛り土の沈下測定後、沈下の収束を確認してから、平成28年5月には土地を地権者に引き渡すとしています。では、 沈下の収束ということについて、どのようなことを持ってそう判断することになるのかただしました。 

 回答は、「盛り土は国が施行・管理している。土の圧密沈下の現状を観測しながら、管理をし、ある一定のところに落ち着いているかどうか判断。土の密度をとって総合的に判断している」とのこと。

 そうは言っても、現状、この事業に協力している方々でも、盛り土の上に住むことに不安をお持ちの方は依然多いと認識しています。今後、家屋の設計や建築確認申請をするにあたり、盛り土の地耐力、安全性を担保する証明書の発行を求める声があり、これについて、施行者として考えを問いました。 

 回答は、「各画地ごとに第三者機関が地耐力を確認し、地権者に渡す」。 

  いろいろな思いが交錯する中で、最終的には区に協力した方々が、家を建てるにあたり、そして、新築してからも不安を持ち続けるようなことがあってはなりません。最も望ましいのは、盛り土を行う国、そしてその上で区画整理を行う区が安全証明をすることかと考えます。盛り土の安全性については、住民の意向を十二分に汲むよう要望しました。

 上篠崎1丁目北部の区画整理事業については、前回の委員会で、立体模型について質問し、「すでに国が作っていて、活用する」とのことでしが、いつ頃、住民に示されるのか、それが置かれるのは、篠崎のまちづくり事務所なのかどうか問いました。

 「7月から篠崎まちづくり事務所で常設展示する」との回答でした。 

 ぜひ立体模型を活用し、まずは十分な説明と意見交換が必要です。まちの全体像もわからない中で、事業認可の手続きだけがすすむということにならないようにしていく必要があります。