曳家(ひきや)の現場に遭遇

「曳家(ひきや)」ってご存じですか?

建物を別の場所に移すことが必要な時に、建物の上物はそのままにして移動させるというものです。

私がその工法を初めて聞いたのは、光塩女子学園の校舎でした。

「校舎をそのまま移動させたの? すごい!」

もう18年以上前のことですね。

 

先日、京王線の代田橋に行きました。

駅舎は工事中、

「あー、ここも建て替えなのか。新宿駅も渋谷駅も再開発しているけれど、この駅もきれいにするのか…。」
外にでたら、なんと、「曳家(ひきや)」をしている現場がありました!

神社のおやしろが仮置きされている写真

仮置きされた神社のお社

神社も曳家されてしまうものなのか…と思ったのが正直な感想でした。

それとともに、軽くして動かすのか…と当たり前のことを再認識しました。

お引越しでも、箪笥の中は出すわけだし、当然のことか…なんて思っていました。

仮参道

仮参道

偶然外に出ていらした、宮司さんのお話によると、昨年7月から工事は始まり終わるのは来年の8月。
(7と8がよくわからなくなったので逆かもですが)

「それまで東京都との話し合いは2桁の年となる。」
「10年以上ということですか?」と聞いたら
「そうです。」と。

開かずの踏切なので、高齢化するにあたり階段上り下りするよりは、街の活性化になるしと、神社の氏子総代が決心しまとめてくれたと。

今のこの状態は「お社仮おき」の状態。
元あった場所から少し移すだけだが、一旦移動して、元のところに基礎を作って、また戻す。

補償はどう決着したのか。と踏み込んで聞きました。
神社であっても、建物としか見てくれず、減価償却は何年ということで計算された。

ただ、こちらの希望があって、お社を動かすくわけではない。

街に暮らす皆さんを思っての決断だったと。

今回の工事によって、氏子に費用負担がかかるのもおかしい。

そこで、お社をうつすことについては、こちらがわの費用負担はない。
ただ、移転に伴う負担は当然ある。

新年の初詣も夏祭りも、例年のようには行えないということはある。
ということでした。

境内にあった木は伐採されたそうです。

今、仮おきの、御神体がある建物も、やがては解体され立て直すということでした。

解体工事の看板

解体工事の看板

線路を挟んで反対側にいったことろ、こんな看板が設置されていました。

道路補修工事のお知らせ看板

道路補修工事の看板

 

 

江戸川区内では、上篠崎1丁目北部土地区画整理事業地区にお寺が含まれています。

墓地を伴う移転が予定されています。

昨年墓地移転説明会が開催されましたが、その時のお話では、本堂をどうするかはわからない状況でした。

その後、墓地移転についてもいったん見合わせの状況となっています。

 

高規格堤防と一体のまちづくりは、莫大な住民負担を伴うということは確かですね。