豊中市児童発達支援センターの取り組み
南桜塚小学校の後は、豊中市児童発達支援センターに行きました。
なんと、東村山市議のお子さんがお世話になっていた方が、所長になっていらっしゃいました。
所長からお話を伺いました。
2012年児童福祉法改正がありましたが、通所支援から脱却ができなかったとのことです。2019年地域支援の中核施設として児童発達支援センターが設置されます。
児童発達支援センター、放課後等デイサービス、こども療育相談、診療所が同じ建物にあります。
4.5歳児でここに通う子どもはほぼなく、地域の保育園幼稚園に通っているとのことです。
就園後に課題を指摘された3歳児から小学校2年生は、子育ての中で活かせるよう、親子で通い、療育を行っています。
在宅障害児等訪問支援事業により、保護者負担なしで学校に、セラピストと社会福祉士がアウトリーチを行っています。訪問してわかることがあるためだそうです。
また、放課後等デイサービスなどの民間事業所向け、ペアレントプロフラムを無料で受講できるようにし、講師養成をしています。当初50事業所を見込んでいましたが、70事業所のうち10ちょっとが手上げしている状況です。
健診において1歳半でも「障害児…」という名称が付くと、親にとっては抵抗があるため、地域子育て支援センターに出向いて相談を行っています。不登校相談もありとのことです。豊中市には介護の地域割りで基幹相談支援センターが7つあります。子ども分野の相談は児童発達支援センタ―で行っています。
視察して納得したのは、4.5歳児はほぼ地域の保育園幼稚園に通っている。ということです。先の小学校でも、幼稚園保育園から子どもたちは一緒に過ごしているため、子どもたちの方が、教員よりかかわり方を知っているという話がありました。ともに過ごすことの良さが出ていると思いました。
また、在宅障害児等訪問支援事業が、どうすればよりよく過ごすことができるのかという観点に立っていることが、素晴らしいと思いました。ペアレントトレーニングについては、受講料が高額のため、その支援があるのはよいと思いました。しかし、それぞれ療育の方法は事業所によって異なると思います。その事業所の強みが異なると考えるのですが、豊中市では共通言語にしていきたいとのことでした。地域で育てていくという観点が児童発達支援センターからも伝わってきました。