やっぱり人には仲間が必要
アルコール依存症、薬物依存症…。依存症ってたくさんの種類がありますね。
一度、はまるとなかなか抜け出せないと、どの方もおっしゃいます。
7月10日、渡邊洋二郎さんの講演会を聞きました。
江戸川ベースnappaの公開講座です。
「依存症からの回復・リカバリ 当事者たちの多様な姿 ~周囲の支援者にもとめられること~」
案内チラシにはこう書いてありました。
中学の頃に薬物中毒になり、中学卒業後すぐに鑑別所入所。18歳になるまでの1年間を中等長期少年院で過ごす。
20歳から、精神科病院への入退院が始まり30歳までの10年間で径48回の精神病院入院。現在刑務所をでて、酒や薬が止まり、13年。リカバリハウスいちごで、4年半前から正社員として働き、去年の3月に通信制高校を卒業した。
48回も入退院? 中学から薬物中毒?
なかなかお話を伺う機会はないと思い参加しました。
以前、ギャンブル依存症となった男性の方がいました。
そこから脱却を果たし、同じように苦しんでいる、ご本人、家族の支援活動を行っていました。
その方のお話をお聞きし、議会質問をしたこともあります。
よく私に電話をかけてくれていました。
そういえば最近連絡がない…と思いました。
元気でいらっしゃるのかな…。
そんなことを思い出しながら、Zoom参加しました。
印象に残ったことを、ひとことで言うと、
「やっぱり仲間が必要なのだな…」ということです。
ポイントは3つ
1つ目。何気なくかけられた、周囲からの声が残っていた。
2つ目。ミーティングに参加している。
3つ目。正社員として働いている
依存症からの脱却には、自助グループによるミーティングに参加することなのだなと思いました。
これは依存症だけに限らないと思っています。
私は以前福祉系NPOにおりました。その設立趣意書にこうあります。
「ひとはひとりでは生きられないもの。たすけたり、たすけられたりして心の豊かさをはぐくんでいきいます。」
やはり、人には、仲間が必要だと思います。
同じ目標を持ち、その気持ちを理解し、共有してともに歩んでいく。
そんな仲間がいると元気が出ますものね!
以前委員会で質問した時、
アルコール依存症にはこうした自助グループへとつなぐ体制ができている。しかしギャンブルには確立したものがないと言っていたように思います。
仲間づくりに取り組む市民団体との連携が欠かせないと思いました。
渡邊さんもミーテイングを大切にされています。
仲間づくりが大事だと思いました。