女性差別撤廃条約実現アクションって何?
1979年、国連で女性差別撤廃条約が生まれました。あらゆる分野で女性が性に基づく差別を受けない権利と平等の権利を保障しています。条約が目指すのは、男らしさ、女らしさの呪縛から解放されて誰もが性別にとらわれず自分らしく生きることです。
日本も1985年に批准しました。現在193か国中、189の国が批准しています。
その後20年たった1999年、条約の実効性を高めるため、選択議定書というものが改めて採択されました。現在114か国が批准しています。しかし、日本はまだ批准していません。
東京・生活者ネットワーク女性部会では、学習会を行いました。
講師は早稲田大学名誉教授 女性差別撤廃条約実現アクション共同代表朝倉むつ子さん。
批准すれば、個人通報制度と調査制度の二つの手続きを利用することができます。
個人通報制度が使えることを待っている人たちがいます。
例えば、男女賃金の差別を問うこと。同じ仕事をしていても昇格なし。このことを裁判で問いましたが棄却。
選択的夫婦別姓を認めて!
婚外子を差別する戸籍の記載はやめて!
批准すれば日本は人権を尊重する国であることを世界に発信できます。
法整備が進み、男女共同参画社会の実現につながります。
日本のジェンダー平等度は149か国中110位とかなり低いです。
夫婦同姓を法で強制されるのは何と日本だけ!
女性の権利を国際基準にしていくためには、選択議定書の批准が必要です!