江戸川区の新型コロナウイルス感染症対策の状況は? 7月28日熟年者支援特別委員会から

熟年者支援特別委員会で 説明がありました。

新型コロナウイルス ~患者発生時の対応について~ 江戸川保健所 保健予防課 

 

< 新型コロナウイルス感染症の症状は >

・発熱や呼吸器症状が1週間前後続くことが多い。

・強いだるさ(倦怠感)を訴える方も多い。

・約8割は軽症で経過し、治癒。

・高齢者や基礎疾患を持つ人は重症化するリスクが高い。

 

< 感染は。。。 >

飛沫感染

・感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出。

→ほかの人がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染。

・5分間の会話で1回の咳と同じくらいの飛沫(約3,000個)が飛ぶ。(WHO)

接触感染

・感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物にふれ→他の人がそれを触る→その手で口や鼻を触る→粘膜から感染。

・プラスチックの表面では最大72時間、ボール紙では最大24時間生存(WHO)

 

< 江戸川区の現在の状況は >

7月28日(火)現在、327人 (+9名)

1日当たりの陽性者数が二けたが続いている。

20代、30代の感染者が多い。 夜の接待を伴う飲食店での感染が多い。重症患者は発生していない。

50歳を境に重症化リスクあり。

 

< 検査状況は >

江戸川区PCR検査センターでは1日15人、月水木の週3日を含み最大約80件。平均一日あたり15件。

これに火曜日をプラスするとともに、1日当たり16人に増やす。

7月17日より唾液による検査ができるようになった。区医師会でも50の診療所が手上げ。行政検査としてできるところが30診療所となる見込み。

現在は一日あたり200件。行政検査と民間(自費負担)合わせて1日当たり、300件を目指す。

保険診療による検査もできるようになっているが検査数は不明。

陽性になった場合は発生届を出すことになっているので、数には上がる。

 

< 病院の状況は >

コロナ病床は7月24日現在、区内8病院64床 (当初は2病院)

入院27名 占有率42.2%

基軸の病院に圧迫感はあるものの、いまのところ病院崩壊はもちろん、病床は逼迫はしていない。日々更新されており瞬間値である。

 

< FAX報告について >

8月3日より厚労省のシステムが起動予定

 

< ホテル療養の状況は >

区が借りていたホテルは期間終了しており、都の用意した3つのホテルが稼働。8月より6つになる予定。詳細はまだわからないところ。

 

< 飲食店で発生した場合 >

保健所から調査・感染拡大防止策を助言するため準備をお願いしている。

・患者の勤務状況・最終出勤日の確認。

・飲食店の見取り図

・従業員のリストアップ

・保健所との連絡窓口・担当者を決めておく

 

< 濃厚接触とは >

1 距離の近さ  ・マスクの有無  ・会話や歌唱など発声を伴う行動  ・対面での接触の有無

2 時間の長さ  ・必要な感染予防策をせずに手で触れる。  ・対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(1m程度以内)で15分以上接触

 

< 濃厚接触者とは >

発症日の14日前から2日前に感染源(感染の機会)あり。

発症日の2日前から人への感染力あり。

 

< 濃厚接触者の方にお願いすることは >

・最終接触日から2週間の自宅待機をお願いする。

・健康観察 毎日(2週間)の検温、体調の変化の記録

・PCR検査実施

・発熱等の体調不良の際には「帰国者接触者電話相談センター」へ連絡を。

0356611124(平日9時から17時)、0353204592(左記以外)

江戸川区外に住む場合には、住所地の管轄保健所に情報提供を行う。

 

< その他 >

・陽性率の公表の予定はない。

・唾液検査の診療所の場所は公表しない。

・自宅療養は現在60名強。無症状、軽症。入院あるいはホテル療養まで。

・PCR検査は濃厚接触者に対して行う。

・今のところ重症者はいない。

・区のホテル借り上げの予定はない。当初はPCR検査を2回行い陰性であれば退院であったが、現在は10日間療養して症状がなければOKであるなど状況が変わってきているということから。

 

なお、江戸川区の新型コロナウイルス感染症の発生状況はHPで確認できます。

江戸川区ホームページ

 

 

次は飲食店のこと

飲食店における新型コロナウイルス感染防止対策について    江戸川保健所生活衛生課 

・3つの密(密閉、密集、密接)の条件がそろう場所で飛沫感染・接触感染が発生しやすい。

 

< 感染を拡大させないためには >

〇ウイルスをお店に持ち込まない

・従業員の健康チェック(毎日の検温 症状がある場合は休む)

・お客様の健康チェック(発熱や咳などの症状が認められる場合は、店内飲食をお断りする旨入り口に提示する)

・手洗いの徹底

・アルコールによる趣旨の消毒

 

〇ウイルスをお店で広げない

・正面の咳を避けるか、パーテーションで区切る

・店内の定期的な換気も

・メニューの置き方を工夫する(手で触れないように)

・接客時の感染防止対策を。 従業員はマスクを着用。

・食事中以外はマスクを着用のお願いをする

・お酌や回し飲みはさけるよう、掲示などにより注意喚起。

・ビュッフェ形式の食事の注意を。

・大皿を避け料理は個々に盛り付けを。または従業員が取り分ける。

・卓上には調味料や冷水ポットなどを置かないように。または客が入れ替わるたびにアルコールなどで消毒。

・接触感染防止対策をする。たくさんの人の手が触れる場所は特に入念に清掃・消毒を。

・カラオケ利用時の注意点

・会計時の感染予防対策

・従業員の感染防止対策 休憩室での「3密」に注意!

・テイクアウト・宅配をする際の注意点 食中毒予防を。

お店の感染防止対策への関心が高まっている。

東京都の感染防止徹底宣言ステッカーの活用を。

     ↓

専用サイトでステッカーの申請・発行手続きができます。

感染防止徹底宣言ステッカー

 

区もHPで感染予防についての動画配信をしています。

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