人権週間 矢野ディビットさんのお話。
今年の人権週間行事は講演と映画のつどい「日本とガーナ、ふたつの祖国の間で思うこと~ちがいを超えて、地球人として生きる道~」
矢野デイビットさんの講演会に行って来ました。
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日本人の父とガーナ人の母との間にガーナで生まれる。当時外国人を狙った集団強盗に一家が襲われるが、奇跡的に命は奪われなかった。一家は日本に移住。当時6歳。
文化のちがいから、母は家に閉じこもるようになり、家族がばらばらに。8歳から18歳まで児童養護施設で育つ。
壮絶ないじめなど、いろんなことの中から、自分を見つけていく。
25歳の時、ガーナでのあるストリートチルドレンとの出会いをきっかけに「誰にも守ってもらえない子どもたちを守りたい」という想いを抱く。
自立支援団体Enijeを設立。2012年に一般社団法人化し、ガーナでの学校建設などの支援を続けている。
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そんな彼が話してくれたことは…。とっても奥の深い話でした…。
世の中は自分の生きて来た中で見たもの、知ったもの。自分の世界の中に生きている。
自分の人生を生きること。
目に見えないものを信じることができるか。
人は意図しなくとも、みな誰かの人生に影響を与えている。
あなたに影響を受けましたとは報告はされないけれども。
日本は経済的にも発展している。その中にいると立ち止まることができない。
社会にのまれて疲弊している。
困っている人がいても知らないふりをしてしまう。
イラっとした時、そのイライラを誰かにぶつけてしまう。
そうではなく、立ち止まってみよう。
どれが正しくてどれがダメじゃない。他の人についてどうこうじゃない。
自分の価値、思うことは他人に押し付けることはできない。
自分が信じることを行うこと。自分の倫理観による勇気を持とう。
善なるアクションをして誰かの心に灯ををともそう。