水道事業民営化を考える
7月20日は、世界の流れと逆行する水道事業の民間化について、トランスナショナル研究所から講師をお招きし聞きました。コンセッション方式による課題、海外では再公営化していることなどの勉強会です。
民間の資金調達は、国際的には7%から10%になる。PFIが入ってくると日本だけの話ではなくなる。
PFI方式は英国の方式であり、すでに25年から30年経過し、見直しされている。学校や病院道路など700ものプロジェクトが進行しているそうです。昨年労働党のジェレミーコーベンが党首となり、150度くらい政策が変わり全面廃止となりました。英国会計検査院から従来の公共事業入札よりも、納税者にとっては高くつくと。
民間の創意工夫というが民間の経済の方が優れているという調査結果はない。公的な資金ができないことをなぜ民間ができるのか。
PFI方式になると、透明性を欠く。スキルを持つ職員がいなくなり監視機関としての役割が持てない。などなど。
行政主導ではなく、政策に参加のイノベーションを起こすこと。ここが大事だとおっしゃっていました。
次のテーマは、男女共同(平等)参画に関して。 現在、都内各自治体の女性活躍推進法に基づく、特定事業主行動計画を調査しています。
自治体によってかなりばらつきがあります。
男性の育児休業取得に向けて、具体的目標数値を挙げているところと、お知らせにとどまっているところ。きちんとアンケート調査を行い、公表しているところ。など様々です。引き続き読み解きが必要です。