障害のある子どもの意見表明を支える -施設に外からの風をー 

文京シビックセンター

ソーシャルジャスティス基金の「障害のある子どもの意見表明を支えるー施設に外からの風をー」に参加。

3名の発表プラス、会場にいらしていた子ども情報センターのこのプロジェクトの座長からも発言があった後、グループディスカッションをしました。

障害者施設に入っている子どもの9割は虐待での措置。だから兄弟での入所もある。
在宅で暮らすための子育て支援策が十分ではないため虐待になるのだろうということ。

施設で子どもの話を聞き、子どもの声を代弁すること(アドボゲイト)を試みると、外出もままならない生活がわかる。
子どもたちはがまんをして過ごしている。
5.6歳で入所し、18歳まで施設で過ごす。その後いきなり地域で暮らせるわけもないので措置延長で20歳までいて、たいていはそのまま大人の施設に入っていく。

ちらし

これまで良かれと思って、施設入所を進めて来たが、結果として隔離、分断して来た歴史がある。

児童福祉法も改正され、新しい社会的養育ビジョンも示された。今後は里親委託率を高めていく。

海外では施設ではなく家庭的養護プラスこうしたアドボゲイトによる支援もあるそう。

オーストラリアでは93%が家庭的養護。儒教の国お隣韓国でも43%。一方日本は17%でしかない。本当に家庭的養護にするなら、訪問型アドボカシーは必要。

やまゆり園の入所者も、意向を確認する事が必要。
選択肢を実際に示し、その人がどの環境に身を置いた時に一番いい表情をするかを見極めることこそが、本来の意味での聞くという事だとの事。

今日も、盛りだくさんなアドボカシーカフェでした。