「それゆけ!市民のつどい」で区政にかける思いを②
15日の集会で私が述べた決意です。
今日は、長年関わってきたNPOの活動から、あるいは、江戸川・生活者ネットワークの政策委員として、地域を歩き、大勢の方とお会いした中で、私が感じたこと、そして私の決意をお話しさせていただきます。
私は2001年より13年間、在宅支援事業に取り組むNPO法人で、介護職員として働いてきました。
初めての出産。子育ての不安や悩みを相談する相手がおらず、一人で苦しんいる親への支援。 認知症でありながら一人暮らしをしている方への支援や、障害を持つお子さんの学校からのお迎えや散歩の支援。
この13年の間に、本当に多くの介護現場を経験してきました。
目の前で助けを求めている人を、一人でも多く支えたい…そんな思いで働き続けてきましたが、時には介護職員の力に限界を感じ、心が折れそうになったこともありました。しかし私はその度に「人は誰でも、人として尊厳ある生き方を保障される権利をもっている」という信念によって支えられてきました。
私が所属しているNPO法人が目指しているのは「赤ちゃんからお年寄りまで、誰もが自分らしく暮らし続けることのできるまちをつくること」であり、それはまた、私自身の志でもありました。
今年4月、介護保険が改正されます。
介護保険は2000年4月、それまで長い間家族に頼ってきた介護を、地域社会で支えていこうという理念の元でスタートしました。しかし、残念ながら、高齢化の進む中、財政的な問題から、徐々にその姿を変えつつあります。 介護現場は、制度の改正よって、大きな影響を受けます。 介護を担う者の思いだけでは、課題は解決できません。 支えを必要とする当事者だけでなく、それを支える介護職にとっても、本当に必要な制度内容に作り続けて行くことが不可欠だと考えています。
私の関わってきたNPO法人は、趣旨に賛同する仲間が、自ら出資し、自ら運営し、自ら働くという「ワーカーズコレクティブ」という形態をとっています。私は、このワーカーズコレクティブという組織に関わることで、自分たちのまちに必要な事業や仕組みを、そこに暮らす市民自らが創り出すことができるということ、その大切さや醍醐味を知りました。さらに区内で、同じ思いを持って活動する多くの団体と出会い、連携することにより、まちを変えることのできる力を感じました。
生活者ネットワークは、誕生から今日まで、こうした市民力によるまちづくりの可能性を訴えてきました。「大事なことは、市民が決める」「市民が主役のまちづくり」。そのための、政治への市民参加の仕組みとして生活者ネットワークは存在します。
生活者ネットワークの政策委員としてたくさんの方とお会いしてきました。
介護の悩み、スーパー堤防や道路問題、そして原発に対する不安…私たちの暮らしの課題を改めて認識する事ができました。
誰かにお任せする政治ではなく、主権者である私たちひとりひとりの行動が問われていることを自覚し、大事なことを多様な人々が熟議したうえで決定できる社会にしていきたいと考えます。
自治する市民の一人として、生活の課題を政治の課題として取り上げていくことのできる感性を高め、市民の代弁者としての役割に、使命感をもって取り組んでまいります。
どうぞ私本西みつえを区議会に送り出してください。みなさんのお役にたてるよう全力で区政に挑戦します。本日はありがとうございました。