大事なことは市民が決める~食から始まった生活クラブ生協の「代理人運動」
生活者ネットワークが生まれたのは今から37年程前です。
「市販品に問題があるなら、メーカーを批判するだけでなく、生産者を探して自分たちで必要なものをつくる」という生活クラブ生協の思いから、共同購入では解決できないことが様々ある事に気づき、暮らしの安全や豊かさを実現するためにと、区政、市政、都政に自分たちの考えを提案する活動を始めました。
「大事なことは市民が決める」のスピリットは、この生活クラブの活動から始まっています。
私は江戸川区に転居してすぐに、子どもに安心安全なものを食べさせたいと思い、生活クラブ生協に加入しました。実は誰も知り合いがいなかったので、加入したいのにどうしよう…と思っていたときに、江戸川・生活者ネットワークの「それゆけ!レポート」という機関紙がポストに投げ込まれたのがきっかけでした。
そのころはまだ、「代理人運動」もよくは理解していなかったのですが、連携していることは、江戸川に転入する前に住んでいた神奈川での「神奈川ネットワーク運動」を通して知っていました。
さて、江戸川の生活クラブの組合員は約1,000名。年間を通していろいろなイベントを開催しています。
今の時期は、江戸川のまちを4つの地域に分けてそれぞれの地域ごとに活動の総括そして次年度の方針を立てています。
先日、行われた「北西ちいき」の大会では、組合員のアメリカ人の夫さんを講師に「英語でCOOKING!」を同時開催しました。
ユダヤ人の家庭ではなじみが深いという「Potato Latkes」を英語で…(ほとんど奥様が通訳)ご指導いただき作りました。
そしてもう一品は、みんなで作った野菜たっぷりのポトフ。
おなか一杯いただきました。
「北東ちいき」では、大会のあと、消費材のパンを中心としたメニューでお昼をいただきました。
人と人とのつながりが、なかなか築きづらくなった今、こうした生活クラブのイベントに参加すると、同じものを食べているせいか、すぐに打ち解けることができます。
参加者の世代も幅広く、みな個性豊かで、おしゃべりにも花が咲きます。
私の住む「中ちいき」、また、「南ちいき」で開催される大会ではどんな出会いが待っているでしょう。楽しみにしています。