使用済み電池の捨て方をわかりやすく!
電池の捨て方については、何度も委員会で質問してきましたが、本会議質問で取り上げることにしました。
電池には従来型の乾電池、おもちゃや時計などに使われるボタン電池やコイン電池、充電を行い繰り返し使える二次電池と呼ばれるモバイルバッテリーなどの充電式電池など種類がたくさんあります。電池の誤った処分の仕方により、パッカー車と呼ばれるごみ収集車や、粗大ごみの破砕処理施設で火災が発生しています。
多くの方は「電池」としか認識をしていないように感じています。そこで、使用済み電池をどのように処分を行っているのか、江戸川区民の20代から80代までの100人にアンケートを取りました。江戸川区が示している資源とごみの出し方を知っていると答えた方は約6割、知らないと答えた方は約4割でした。
質問
①電池の処分の仕方の一層の周知が必要と考えるがどうか。
②二次電池回収ボックスを庁舎などに設置し回収場所を増やしてはいかがか。
区長答弁
①来年度の配布する小冊子、「資源とゴミの出し方基本ルール」の中で、わかりやすい説明になるよう検討していく。
②広域的資源化モデル事業の検証結果、実施結果などを注視していく。
このホームページにおいてもアンケートのご協力を案内させていただきました。
ご協力いただいたみなさまありがとうございました。
以下 質問全文です
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電池には従来型の乾電池、おもちゃや時計などに使われるボタン電池やコイン電池、充電を行い繰り返し使える二次電池と呼ばれるモバイルバッテリーなどの充電式電池など種類がたくさんあります。
電池の誤った処分の仕方により、パッカー車と呼ばれるごみ収集車が火災を起こした映像がニュースでも流れています。2023年11月には粗大ごみの破砕処理施設で火災が発生しています。原因は、粗大ごみに持ち込まれた中にリチウム系の二次電池があり、圧力を加えた結果、発火をしたと聞いています。
多くの方は「電池」としか認識をしていないように感じています。
そこで、使用済み電池をどのように処分を行っているのか、江戸川区民の20代から80代までの100人にアンケートを取りました。
江戸川区が示している資源とごみの出し方を知っていると答えた方は約6割、知らないと答えた方は約4割でした。実際どのように処分をしているのかを種類別に聞いてみました。ボタン電池は本来であれば、一般社団法人 電池工業会 ボタン電池回収推進センターの回収缶に出すべきものですが、44%が燃やさないごみに出しており、ボタン電池回収推進センターあるいは販売店に出していると答えた人は21%に過ぎません。
コイン電池は絶縁したうえで不燃ごみに出すことができるのですが、そもそもボタン電池とコイン電池の違いが判らないという声が、アンケート時にありました。
つまり電池の処分の仕方を「知っている・聞いたことがある」と答えた方でも、実際の行動は異なるのです。
二次電池と呼ばれる小型充電式電池については、一般社団法人JBRCの回収缶と答えた方は100人中ゼロ、いませんでした。販売店に持ち込むと答えた方が1割いた程度です。燃えないごみとして出すとした方が2割、約7割はまだ処分したことがない、分からないあるいは回答がない状況でした。
モバイルバッテリーや、乾電池と同じ形状の充電式電池を使用する方が増えており、今後廃棄が増えていくと考えます。
そこで伺います。これまでもわかりやすい電池の処分の仕方を示すことを求めてきましたが、一層の周知が必要と考えますが、区長のご見解をお聞かせ下さい。
答弁
令和7年度に配布する小冊子「資源とごみの出し方基本ルール」のなかで、使用済み電池の出し方・分け方について、更に分かりやすい説明になるよう検討していきたい。
次に、小型充電式電池、二次電池の回収についてです。本区のHPでは一般社団法人JBRCの回収缶を案内しておりますが、回収する電池はJBRC会員企業製に限られています。その回収缶自体を、先のアンケートではどなたも知りませんでした。インターネットでの買い物が当たり前となった現在は、通販サイトによりJBRC会員企業以外のものが購入できる時代になっています。廃棄の段になり、どのように処分したらよいのかわからず、家に放置する、あるいは、不適切な処分へとつながると考えます。HP上には、引き取られない電池は清掃事務所、清掃課窓口へと決してわかりやすいとは言えませんが掲載されてはいます。二次電池の処分については、東京都、国に、財源としくみづくりを、要望しているともお聞きをしております。
これまで、拡大生産者責任を求めるということで、二次電池の回収については、JBRCを案内していると答弁がありました。こちらについては同意するものですが、アンケートの結果からわかるように、どう処分をしてよいのかわからないという方が多くいます。
品川区ではこの9月より、ボタン電池、二次電池ともに不燃ごみとともに回収を始めています。
練馬区では、回収缶を本庁舎とリサイクルセンターに設置しています。
そこで、本区においても、二次電池の回収を身近にすることが必要と考えます。
二次電池の回収場所を増やすようJBRCに求めること、本区としても回収ボックスを庁舎などに設置し、回収場所を増やしてはいかがでしょうか。お考えを伺います。
答弁
環境省実施の広域的資源化モデル事業の検証結果等も注視し、二次電池回収場所の増設の判断も含め、効率的な回収方法を周知したい。