「区立幼稚園について」 第2回区議会定例会本会議質問 その2

2つ目の質問事項は区立幼稚園について取り上げました。

 

江戸川区立船堀幼稚園は、かつては1学年5クラス編成、都内最大規模の公立幼稚園でした。

それが、今年の入園生は18名です。

2023年1月1日現在、江戸川区には船堀幼稚園1園、江東区では18園あり、23区では休園10園を含めても162園の公立幼稚園があります。公立幼稚園の強みは、インクルージョンという点での特別支援教育や、海外にルーツを持つ子どもたちなどの保育と多様なニーズに対応できる点です。

配慮が必要な子どもが集団の場で過ごすための支援である、「保育所等訪問支援」を受け入れており、その実践は他の幼稚園の保育の質の向上にもつながると考えます。また、「遊びを中心とした保育」は現在の都会での子育てには欠かせないものです。「遊び」の持つ可能性を伝える大事な役割も持ちます。

大切にしてほしいと思い質問しました。

 

船堀幼稚園の正門

船堀幼稚園の正門

 

 


 

次に区立幼稚園について伺います。

この4月江戸川区立船堀幼稚園の入園式に参列しました。かつては1学年5クラス編成、都内最大規模の幼稚園であったにもかかわらず、今年の入園生は18名と、出生数の減少や働く保護者の増加の影響を受けているようです。

本区の公立幼稚園は1園となっておりますが、2023年1月1日現在、お隣江東区では18園あり、23区では休園10園を含めても162園の公立幼稚園があります。

幼児期の子どもが過ごす場所は、大きく厚生労働省管轄の保育園と、文部科学省管轄の幼稚園とに分かれていました。しかし、現在では内閣府が所管する認定こども園や、企業主導型保育園など、さまざまな施設があります。

先般、親が働いていなくても子どもが保育所に通えるようにするといった制度を、政府が検討しているという報道がありましたが、本区では3歳児保育を始め、多くの私立幼稚園が幼児教育を担っています。

そのような中で公立幼稚園の強みは、インクルージョンという点での特別支援教育や、海外にルーツを持つ子どもたちなどの保育と多様なニーズに対応できる点です。船堀幼稚園では発達相談・支援センターからの保育所等訪問支援を受け入れており、その実践は他の幼稚園の保育の質の向上にもつながると考えます。

また、特に公立幼稚園が大事にしてきた「遊びを中心とした保育」は現在の都会での子育てには欠かせないものです。

文部科学省が所管であることから、幼稚園教育というと、そのイメージから、多くの方は、体操教室、英語教室を思い浮かべますが、幼児期の子どもにこそ必要なことは、自分で考えて自分で行動できる力を身に着けることです。与えられた枠組みの中の遊びではなく、その環境からみずから遊びを創り出す力をはぐくみ、その遊びを展開する視点をもつことが教員の力量であり、子どもの育ちとなります。それは幼児教育の保育のスタンダードを作ることになります。自然環境が失われつつある中で、船堀幼稚園の広々とした園庭は貴重な空間です。「遊び」の持つ可能性を伝える大事な役割も持ちます。

 

まず1点目は、区立幼稚園の入園者数が減っていますが、園児募集のためにどのような工夫を行っているのか伺います。

 

次に、幼稚園では1日の教育時間の標準を4時間と定めていますが、兄弟児の保護者会や、多様なニーズにこたえられるよう、ショートサポート保育を行っています。利用には日数の制限があるようですが、制限枠の拡大を行うことは幼稚園の魅力にもつながると考えます。

また、0歳から3歳児が親子で通える、親子ひろばあいあいは、地域で子育てにするうえで、大事な資源となります。

2点目は、今後どのように公立幼稚園の魅力を高め活用していくのか見解を伺います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

教育長の答弁は、

ホームページの充実や、あずかり保育日数の増加、入園説明会の回数増、入園説明会のオンライン中継実施と、利便性向上に向け取り組んでいる。足育や英語で遊ぶイベントなども行っており、楽しみながら非認知能力を身に付ける活動が園児数増につながると考える。今後も魅力ある取り組みを発信していきたい。

というものでした。

船堀幼稚園を応援していきたいというということもわかり、よかったです!