【 バナナからみる、持続可能な社会って? 】映画「甘いバナナの苦い現実」を見て驚いた 

バナナ食べますよね。

ヨーグルトと一緒に朝食とか、おやつとか。

そして、台湾バナナと、フィリピンのバナナがあるくらいは知っている。

でも今日見た映画で…。

生産者の犠牲の上にあるバナナを私は無自覚に買っていたんだ…と思いました。

買い物は投票行動。よく考えて買う、賢い消費者になりたいと思いました。

 

映画のタイトルは「甘いバナナの苦い現実」です。

日本に流通するバナナはその8割がフィリピンで栽培されていますが、なんと大量の農薬と化学肥料が使われているそうです。

空中散布されるため、水が汚染され、そこの水は飲めないため、日当の4分の1にもなる水を買わなくてはならなくなったそうです。

農薬が当たってしまった子どもは皮膚にかゆみやただれがおこっていました。

 

空中散布の反対運動があり、2007年にダバオに空中散布の禁止条例ができましたが、2016年、自治体ではなく、国が決めるものという最高裁の判定が出てしまったそうです。

苦しめられているのは、そこに住む住民です。

 

そもそも、農地を貸せば家族にも仕事ができるし現金収入も得られると契約しましたが、約束した医療補助や奨学金は支払われてこなかったそうです。

農薬の空中散布がはじまり、飼っていた鳥や牛は死んでしまいました。

失明してしまった方もいました。

 

こうした犠牲の上にあるバナナをスーパーで私は買っていたのだと思いました。

 

生協のバナナの写真

無農薬のバナナを試食

そのような中でもバランゴンバナナという、ネグロス島に自生していたバナナを栽培することが始まっています。有機バナナを作る支援をしているのです。

オルタトレードジャパンや、生協で取り組んでいます。

それでも、全体の1%に過ぎません。

 

 

バナナ生産者を守るためにはどうしたらよいのでしょう。

「エシカルバナナキャンペーン」というのをアジア太平洋資料センターが行っています。

まずは、知ることから。

 

すべての人の人権が守られる、持続可能な社会を作っていきたいものです。