中川・綾瀬川流域の雨を江戸川に流す地下神殿
地下神殿ってお聞きになったことありますか?
パルテノン神殿とも呼ばれてますね。
先日、災害対策まちづくり推進委員会で、首都圏外郭放水路を見てきました。
中川・綾瀬川流域の雨を集めて江戸川に流します。
これにより、春日部、越谷地区の浸水被害は無くなったそうです。
だいたい1年に7回くらい、使用されるそうです。
使用後は、土砂が貯まるため、ブルドーザーを使って土砂を搬出。
私たちが見学した部分は、手作業で掃除するとのことでした。
200トンの水を貯められるそうです。
整備費は2300億。
都市化した町を守るためのコストと見るべきなのでしょうかね。
こちらはトンネルから送られてきた水を調圧水槽に送り込む立坑です。
ここは見学するのに、安全鎖につながれました。
写真ではあまり感じませんが、それだけ、深かったです。
見学して思ったことは、
この地域もかつては田んぼなどの土地であったのが、
1950年代から都市化の波で市街地になっていったということです。
だから、遊水地の機能を持っていた土地の代わりに、地下に設備を作ったと理解しました。
もう一つ思ったことは、立坑をつなぐ管路はシールドマシンで掘り進めたということ。
ここでもシールドマシンが使われるということです。
うみほたるに、シールドマシンが展示されていたかと思います。
大型公共事業には巨大なお金が投じられていると改めて感じました。