「母になるなら、流山市」の現状を子育て支援NPOから聞いてみた!

2018年4月26日 17時01分 | カテゴリー: 活動報告

「母になるなら、流山市。」というキャッチコピーで子育て世代の注目を集めてきた千葉県流山市に在住で、しかも「にっぽん子育て応援団の事務局もやっている「ながれやま子育てコミィニティなこっこ」の理事、青木八重子さんにお話を伺いました。

2005年つくばエクスプレスの開業に伴い、2004年15万人だった人口は、今や18.6万人。秋葉原まで23分であることから、都内に通勤する共働き子育て世代が増加している地域であり、転勤族も多いまちです。

身近に知り合いや頼る人のいない孤独な子育て世帯が増加というのは、江戸川区とも似ています。

「なこっこは」産前産後支援、地域子育て情報の提供、防犯教室などを行い、子育てをともに楽しむ、考える、助け合う団体です。

そこから見えてきた課題は…。

子育て世代は選挙に行かない。一番いくのは60代の72%。それに対して30代は44%。こうしたことから、子育て世代に訴求しても選挙には勝てないので、全世代に向けた次世代政策を訴えている。

だから、現政権が行っているのは、3世代同居支援や、幼保無償化。

でも本当にその政策を求めてる?

都市部では、まずは待機児童解消してほしということ。保育園に入れても、保育の質が置き去りされたら困ることはみんなわかってます。

でもあずけなくては働き続けられないんです。

やっぱりこれは「子育ての問題」ではなく「働き方の問題」と「ジェンダーの問題」

 

子育て中の女性を見てみると、大きく4つに分けられます。

○正社員で共働き

○専業主婦

○派遣・パート

○なんらかの困難を抱える層

 

ざっくりですが…。さまざまな課題が。

・スウェーデンでは、0歳児をどこも預かってくれないから1歳から職場復帰していきますが、今東京ではその逆! 育休とっていたら保育園に入れなくなるから0歳児から預けている状況が生まれています。どんどん待機児童は増えるし、しわ寄せは子どもにいっています。産む月を調整することや、偽装離婚、はたまた近所に親を住まわせないということまで起こっています。

・最近は授かり婚が多く、育児と家事のダブルセットがいっぺんに来ることから、そのつらさに耐えられない状況も生まれています。夫婦そろって掃除も料理も経験していないのでできないのは当然。自分のこともままならないのに育児など論外です。

・いまや地域に人がいない。人材が企業に奪われている状態。そのような中では地域をネットワーク化して、子育て家庭を支えていくことが必要。杉並区のように、子育て応援をバウチャー券を活用して、こういうサービスがありますよという情報提供につなげることが有効。

・多胎児への支援、障害児への支援をしていくことが望まれている。

 

うーん、まったくその通り!!!

 

 

 

そのようなことから以下まとめがありました。

必要なのは地域まるごとケア

・地域の中で関係する行政、民間、司法、医療がしっかり連携すること(獨協大学子どもリーガルサービスセンター)

・地域包括ケアの中に児童を入れる

・事例を共有し、相談し合える関係を作る(ケース会議 東近江市 三方よし研究会)

・ワンストップで相談、一貫して最後まで関わる(コミュニティソーシャルワーカー職の採用 豊中市)

・移動、学制の切れ目、セーフティネットの隙間を作らない(めむたっち 北海道芽室町)

・支える人を支える、孤立させない

・子ども食堂などの民間のコミュニティアクションを尊重する

・子育て支援にソーシャルワークの視点を!!

 

江戸川区ではもうすでに始めていることもありますね。

これがいかに生きたものになっていくのかが課題。

教えていただいた行政支援策を調べてみなくては!