福祉健康委員会報告 - 12月 -

2017年12月23日 12時34分 | カテゴリー: 活動報告

12月の福祉健康委員会の報告です。

陳情審査より

第87号 要介護者への「生活援助」の重要性を理解し、地域支援事業に移行することなく介護給付として継続させるよう政府に意見書を提出することを求める陳情

要支援の方へのサービスである、通所(デイサービス)と訪問介護はいよいよ来年度から介護給付から自治体事業へと本格稼働していきます。今、その地域支援について事業者から指定申請を受け付けているところです。どのような状況なのかを聞きました。区内には、通所、訪問介護の事業所が270か所ほどありますが、そのうち165か所、6割から国の基準に相当する内容での申請があったそうです。

申請がない事業所には連絡をし、あわせて8割を超える事業所から申請がある見込みです。

そして、緩和した基準での申請を考えているところからは、36事業所からのアポイントがありました。

区としては、一定程度、区内で必要とされている事業者数の確保は可能とみています。

指定申請を受け付けたところで、まだ、これから動きもあるかもしれませんが、地域格差を生まないことが必要であると考えます。

一方、国の方の動きとして、介護給付費分科会では訪問介護の生活援助に、新たに短い時間の研修によるヘルパーでのサービスを可能とし、給付費も下げないと新聞報道では出ています。

介護保険の給付からは外れなくとも、専門性というものについてしっかり担保できるのか、要介護の方への生活支援についても、慎重に考えるべきだと思います。

 

第91号 0歳児における家庭保育の充実と1歳児認可保育園「入園予約制」の実施に関する陳情

保育園に入ることが難しいので、子どもがまだ0歳のうちに、年度初めに合わせて育児休業(育休)を切り上げて、0歳児クラスに入園、という選択肢を選ぶ人が多くなっていると聞きます。

たとえば8月生まれですと、その翌年の4月1日の入園を希望するなら、育休を早く切り上げ、0歳児クラスに入園します。

これを8月の誕生月の満1歳まで育休をとり、そこで入園予約をしていた保育園に入園しても0歳児クラスへの入園となります。

しかし、育休の延長が6か月できます。8月生まれだと翌年4月には届きませんが、育休延長が10月より1年となりましたので、1歳時クラスから入園することはできるようになります。

1歳児入園予約については、今は待機児童が多く、なかなか予約してその分を空けておくというのは難しいようにも思います。

この陳情者が言う家庭保育の充実は理解できるところです。乳児期にしっかりと愛着を育むことは重要だと思います。

江戸川区ではそういった意味でも、0歳児は保育ママが行ってきましたので、保育ママの現状について確認しました。

今の保育ママの担い手の数は194名前後で推移し、毎年10名くらいが入れ替わっています。

保育ママの新規認定は25歳から55歳の方までとなっています。定年は65歳ですが、その後も69歳まで延長することもできます。また、55歳以上の方でも、子育ての経験があれば保育ママはできるそうです。

また、産後ケアについては、今年度宿泊型は5件の利用となっているそうです。

 

 

第96号「介護報酬のプラス改定を求める意見書」を国に提出することを求める陳情

ここ3年の事業所の新規参入と撤退の事業所数の資料を出していただきました。入れ替わりはあるものの一定数はあります。なかなか、事業所を閉鎖した理由はなぜかということは問えないかと思いますが、経営が苦しいという話は聞きます。人員不足があるということも聞きます。

区が聞く声としては、お客が集まらないという声もあるし、もっとやりたいのに人手がないという話もあるそうです。

この陳情者の調査の中では43事業所のうち29の事業所が経営困難とあります。

サービス提供が縮小傾向となれば、家族に頼ることが前提の介護保険制度が続くことになります。介護のための離職者が増加しないような、介護保険制度としていかなくてはと思います。

 

 

そのほか以下の報告がありました

・なごみの家運営事業者の決定について

すでに4か所設置がされていますが、全部で15か所を目指し整備を進めています。今回は2018年4月開設の4か所の事業者が決定しました。

北小岩 社会福祉法人 白秋会 北小岩6-7-10 1階

瑞江 社会福祉法人 江東園 江戸川2-8-1 1階

葛西南部 学校法人 滋慶学園 清新町2-7-20 東京福祉専門学校内

小松川平井 社会福祉法人春和会 平井1-9-6 1階

・児童発達支援センター設置計画(案)について

心身の発達に遅れもしくは疑いのある18歳未満の児童を対象とする児童発達支援センターを、2019年度12月に開設する予定です。あわせて、発達障害相談センターもグリーンパレスから移転します。

・児童虐待の未然防止と早期発見に向けた情報共有などに関する協定を、小松川、葛西、小岩警察署と締結しました。

・児童相談所の設置及び関連事業について

児童相談所は中央3丁目に2020年4月開設します。

児童養護施設は2021年4月開設にむけて江戸川2丁目に誘致します。

・里親制度の周知をします。

・都内でインフルエンザが発症し、流行が開始しました。