福祉健康委員会報告 - 11月 ー

2017年11月10日 18時00分 | カテゴリー: 活動報告

あっという間に11月となりました。

新たに付託された2本の陳情も加えての審査をしました。

 

第87号 要介護者への「生活援助」の重要性を理解し、地域支援事業に移行することなく介護給付として継続させるよう政府に意見書を提出することを求める陳情(H29.2.29

介護保険は走りながら考えるということで始められましたが、ほんとうに制度改定のたびに利用者も家族も、事業者も翻弄されます。

介護予防・日常生活支援総合事業が始まり、要支援の方の生活援助は移行されましたが、まだとりあえず要介護1,2の方は移行していません。生活援助の専門性をわからずに、たんなる掃除、洗濯だとしてしまえば、在宅での生活は維持できないと考えます。

要介護の方への生活援助は、超高齢期の在宅生活をぎりぎりのところで支えている援助です。

こうした介護保険を利用している方の自立支援とは、生活環境を整えて、状態を維持することです。

例えば、認知症の方のごみ屋敷予備軍であるお宅にはいるときは、いかにして、どろぼう扱いされず、出入り禁止とならないように援助していくか…。これは大変です。一挙に片づけてしまえばきれいにはなりますが、そのお宅に引き続きの支援はできなくなります。数か月かけて改善させ、その後は状態を維持するように支援できるようにしていくことが大切です。

自立支援ということの意味の理解が必要です。介護保険を使わない状態にするというのではありません。高齢期になれば、体力気力が衰えることは自然なことです。必要な支援を行わなければ、放置することになり、一歩間違えれば虐待になります。

この陳情の含意は妥当だと考えます。

 

第89号 子育て支援、低所得世帯の国保料軽減、「国民皆保険制度」にふさわしい国民健康保険制度とするための陳情(平成29年3月24日)

国民健康保険の制度改革により、2018年度から都道府県は、区市町村と共に国民健康保険者となります。

今は区が保険者であり、保険料が高額にならないよう、一般財源から繰り入れをしています。しかし、来年度からは広域化され、国はゆくゆくは、一般財源からの投入はせず、保険料で運営できるようにという方向性を持っています。

来年度は、今の保険料よりは上がるということは間違いないようです。今も滞納者が2割近くいるということですので、その中には1回であってもうっかり収め忘れという人も含まれているということですが、払える保険料でないと、未納者は増えていくように感じます。

 

第91号 0歳児における家庭保育の充実と1歳児認可保育園「入園予約制」の実施に関する陳情

共育プラザ内で行っている一時保育の「子育てサポートひろば」の資料配布ありました。

区は他のサポートひろばでの実施は、各子育てひろばの広さとボランティアがいるかいないかにもよるが、今ある2か所で妥当と思っているとのことでした。

江戸川区では一時保育を15園ほどで実施しています。その中で0歳児は2園のみの実施で、子育てサポートひろばも1歳児からです。

その他ファミリーサポート事業でも、希望があったらマッチングをしているとのことですが、全く足りないと思います。

一時保育はここで、ということが明らかになっていることが望ましいと考えます。

待機児童数が多い世田谷は、一時保育専用施設、定員10名ですが2か所設け、1歳から3歳あるいは満4歳までの子どもを預かっています。これは理由を問うのですが、三軒茶屋のキャロットタワーと下北沢にあり、だいぶ前からありました。

自分の子育て中に、こんな施設があればと何度思ったことか…。

今はそれに加えて、ほっとステイという理由を問わずにあずけることのできるものが2か所と、おでかけひろば内であずかるものが3年ほど前よりできました。以前からお邪魔していた子育てひろばがあるのですが、世田谷区の子育てひろばと非常に近い場所にあり、さらに利用料もありました。それがいつのまにかなくなり驚いたのですが、草の根的にできた子育てひろばも、区の子育てひろばとしてみなされ、親子が気軽に立ち寄れる場所となりました。近くのレストランからランチも持ち込むこともでき、栄養バランスの取れた食事もできるのでママたちも、ほっとしています。

このひろば内で、0歳児についてもあずかり保育を行っています。理由を問わずに預かることのできる施設があることが、リフレッシュできる環境を作ることになると考えます。

少し遠いですが、兵庫県芦屋市では、シルバー人材センターが運営する一時児保育施設もあります。これも面白いですね。「じいじ」や「ばあば」に会うチャンスがない子どもにとってはよい機会になると思います。

江戸川区は転入者が多く、地域とのつながりを持たない方は、核家族で孤立していきます。美容院に行きたくてもいけない。リフレッシュができない状況にあります。

0.1.2歳児を持つ親の支援は必要だと思います。この陳情にある、0歳児の家庭保育の充実という点はもっともだと思います。

 

第96号「介護報酬のプラス改定を求める意見書」を国に提出することを求める陳情

次期の介護報酬改定もマイナスという厳しい改定になるとの予想もでています。特に小規模デイと訪問介護には厳しいともいわれています。

江戸川区の総合事業を行っている訪問事業所は微増、通所事業所は微減となってますが、この中身、介護保険事業所は、事業所閉鎖はかなりあるのか、どのくらいの事業所が入れ替わっているのかということの実態をつかむ必要があると思います。

江戸川区の介護保険事業所は800事業所で推移しているそうです。

介護人材は、全国的には2025年に38万人不足しているといわれ、江戸川区でも同じ状況にあるとのことですが、事業所の閉鎖は人材不足によるものなのか、区の状況を知る必要があると感じます。

 

第100号国民健康保険財政の都道府県への移管に係る意見書の提出を求める陳情

先ほどの89号陳情とも重なりますが、来年度の保険料は、年明け1月か2月に保険料は決まります。保険料を上げないためには、法定外繰り入れや、低所得者への負担軽減策をとることだと思いますが、今の時点ではまだ先がみえないところです。

 

その他以下の報告がありました。

1 11月13日(月)19時よりタワーホール船堀小ホールで「江戸川区熟年しあわせ計画及び第7期介護保険事業計画改定検討委員会」の中間報告をします。 パブリックコメントを募集します。11/27まで募集予定です。

2 障害者就労支援・雇用促進フェア 12/4(月)12時から17時 タワーホール船堀

3 「高校生の学力向上の応援」として生活保護世帯に、塾代、受験料代を支援します。

4 篠崎育成室の内覧会を11月17日、18日10時から16時に行います。

5 女性に対する暴力をなくす運動の啓発事業

・区役所1階パープルリボン展示11/20-24

・T H船堀ライトアップ11/16-25

・身近なパートナーとのコミュニケーションを考える 11/30(木)14時から16時 TH船堀307会議室

6 東京都大気汚染障害者医療費における自己負担制度の導入について 月額6000円の自己負担となる。

7 在宅療養サポート搬送システム事業が11月1日より開始します。