熟年者支援特別委員会 ー9月ー

執行部より、長寿のつどいの予定と、100歳以上の熟年者についての報告がありました。

わとなーる葛西

わとなーる葛西

熟年者の笑顔が絶えない地域社会にしたい、また、いつまでも元気に過ごしてほしいとの願いをこめて、今年は9月17日(土曜日)から9月19日(月曜日・祝日)に、『笑顔いっぱい長寿の集い』を開催いたします。
各会場では、演芸大会、リズム運動や作品展示など、様々な催しがあります。

そして100歳以上の熟年者の状況については、2016年8月20日現在、173人(男性18人・女性155人)、昨年度は156人(男性13人・女性143人)。やはり女性のほうが長生きなことがわかりました。
区内最高齢者は男性104歳、女性110歳だそうです。

(余談ですが私の祖母も、今年満100歳になります。秘訣は好き嫌いのないことと、毎日らっきょうを2粒食べると申しておりました。)

その後視察に出ました。

 

浴槽の一辺があいています。

浴槽の一辺があいています。

まずは葛西にできた社会福祉法人わとなーるが運営する、特別養護老人ホーム、都市型軽費老人ホーム、ショートステイを見てきました。

 

まだ、開所後間もないため満室ではなく、スタッフが日常業務への対応がスムーズにできるようになることに合わせて、ご入居いただいているそうです。ショートステイは入所施設が満室になった後にオープンするという予定です。

特別養護老人ホームは定員89名、食事スペースとリビングスペースにどの部屋からもアクセスが容易です。

お風呂も車いすから移動しやすいようになっており、横面が閉まると一気に給湯されるようになっています。福祉機器はどんどんと進化していることを感じました。

横になったまま入浴できるお風呂。

横になったまま入浴できるお風呂。

 

次に、サービス付き高齢者向け住宅「さくらレジデンス篠崎」に行きました。

こちらもまだ6月にできたばかりの新しい建物です。29室32床。ご夫婦お二人で入居ができます。賃貸アパートに見守りがついているというものです。ここでは希望すれば食事も共有スペースでとることができます。各部屋にバストイレが付いていますが、介護度が上がり通常のお風呂で入浴が難しい場合は、共有スペースにある介護用のお風呂を使用することができるそうです。

さくらレジデンス篠崎

おyhさくらレジデンス篠崎

一口に高齢者の住まいとはくくることができないほど、今は様々な施設、住居があります。高齢になったらどこで暮らすのか、自宅で暮らし続けることも含め、介護が必要になったとき、どのように生きていくのかを考えて、選んでいくことが必要です。

 

 

余談ですが、以前ある40代のご家族の方が、高齢になったら施設に入るものだと思っていたとお話しされました。出産も看取りも家庭ではなく、病院や施設が一般的になっているのでしょう。
自宅で亡くなる方の割合が医療機関で亡くなる方より低くなったのは1976年のことです。終末期は在宅という方向性は示されていますが、現実には家族にそのような意識はない方も多く、ご自宅で最期まで過ごすという選択肢もあるということを伝えなくてはならないのかもしれません。