初めての決算特別委員会~第3回区議会定例会

第3回定例会では、伊藤ひとみと交代して「決算特別委員会」にも出席し、初めて全ての審査に当たりました。主な項目をご紹介します。

地域包括ケアシステム

質問:要支援認定を受けた方が訪問型・通所型サービスを継続して利用し、安心して地域で暮らしていくためには、事業者が見通しをたて、事業を継続できることが必要。本区は介護予防サービス事業を介護予防・日常生活支援総合事業に移行して実施しているが、この3年の間はこれまでと同じ給付で、みなし事業所が担うとの認識でよいか。

答弁:その通り。その後は第7期検討委員会で検討。

意見:間際になって提示されることの多い、度重なる制度改正の内容に、サービス利用者、介護事業者は翻弄される。そのようなことがないように。意思に反して給付を受けられないということがないよう、本人の意向を最大限尊重すること。安易なボランティア論や、家族介護への後退にならないようにしていくべき。

情報公開制度

質問:公開の判断は所管課によりまちまちであるが、本制度は文書の存在を前提になされることから、文書の「不存在」は、制度の根幹にかかわる。区として統一した「会議及び議事録の公開方針」を定めて、公表すべき。

答弁:議事録作成は特質や性質によって判断すべきものであり、所管課に任せている。

2014年度決算特別委員会

意見:議事録の提供・公開は、区民との協働を進める上で、また、区が区政の諸活動を説明する責務を全うする上で極めて重要。提供される文書、区民が請求することで初めて開示される文書について、保存期間なども含めて整理し、統一の見解を持つなど、改善を図るべき。

■堤防強化方法

質問:鬼怒川の堤防決壊から学ぶべきことは、堤防強化は限りある財源の中で、いかに短期間で有効策を講じるかということ。ハイブリッド堤防等、有効な工法を江戸川や荒川の整備に採用するよう国に求めてはいかがか。

答弁:国の定めるスーパー堤防を進めていく。

意見:国の事業とはいえ自治体としてもぜひ研究をし、短い時間と限りある予算で有効な堤防整備を。

雑紙リサイクル

 質問:リサイクルできる雑紙が、可燃ごみの中に12%混じっているという統計が出ているが、これがリサイクルできると、どのくらいの経費が削減できるのか。また、この削減のためには今後どのように取り組んでいくのか。

 答弁:約7億円になる。まだまだPRが足りない。

意見:わかりづらいパンフレットを改善し、さらにリサイクルをすすめ、経費削減を図ることを要望。

 ■性教育

質問:子宮頸がんワクチンの接種での副反応が依然問題になっており、性教育の充実が求められる。現状と実施時期についてどのように考えているのか。

 答弁:性教育は、文科省学習指導要領にそって、小学校では体育の授業、中学校では保健体育の授業の中で段階を追い行っている。個別の生活指導も実施。

 意見:子宮頸がんは性感染症が原因。ワクチン接種は小学6年から高校1年時としているが、性感染症を学ぶのは中学3年であり、正しい知識をもたないまま接種の有無を決めることになるのが現状。性教育を男女ともに早期に行い、性に対する正しい知識を得ることで、命の大切さを知るだけでなくエイズなどの感染症の減少や10代の望まない妊娠の減少に役立つとの統計もある。接種については、本人と保護者に適切な情報を提供すると同時に、民間の活用も考え、性教育の時期を早めるべきである。

 放射能測定

質問:放射能汚染は今も続いている。海や土壌に蓄積されることへの問題についての区の対応は?

答弁:特定の場所での測定は、その土地の管理者からの要請があった場合には応えていきたい。

意見:自主的に測定している区民の方からの情報提供について受け止め、区民の不安を払拭するために除染への支援や協力をすべき。

今は第4回区議会定例会に向けて準備中です。

ご意見ご要望がありましたら、江戸川・生活者ネットワークまで是非お寄せください。