春爛漫~それぞれの花を咲かせたい
朝の駅頭活動の帰りに、偶然、私が福祉NPOでお世話させていただいた車椅子の利用者さんを見かけました。もちろん、私の大事な仲間の介護職員も一緒です。
その方は言葉が話せませんが、いつもニコニコ笑顔を見せてくれました。
ケアを提供する側の私が元気をもらっている感じです。
訪問介護員は雨が降っても風が強くても自転車で移動します。
夏の日差しも強烈ですが、冬の寒さもこたえます。雨の日は、雨よけ帽子にカッパ、タオルと大荷物になります。
続けてこられたのは、利用者さんとの何気ない心のふれあい、温かなやりとりがあったからだと思います。
権利のみを振りかざす関係性は疲弊します。
豊かさとは何か…。
お互いを思いやり、穏やかに過ごす日常の幸せを大切にしたいと思います。
春いっぱいのお花の写真と、夜桜の写真です。
自転車で移動すると、素敵な景色を見ることができます。
ところで介護保険制度はこの4月改定されました。
今回もまた介護現場は大きく影響を受けていることと思います。
介護予防が導入された時も、ベッドの貸し出しがなくなるなど、現場は混乱しました。
前回の改定時も、デイサービスの時間の枠組みが変わるなど、これもかなりの混乱を招きました。
訪問介護もスタートした当初は1時間や2時間ケアが多かったのですが、今では30分ケアが当たり前となってきました。
介護報酬の抑制となっているのかもしれませんが、そのたびに現場にしわ寄せが来るのはいかがなものかと思います。
経済至上主義ではなく、人が大切にされる社会になっていくよう、力を尽くしたいと思います。
ひとりひとりが、それぞれの花を咲かせられるよう・・。